デカさが湯気が…旭山動物園の冬のオオカミは一味違う!?
「あら、凛々しい犬」なんて思った皆さん、ぱっと見は似てますけど違いますよ。
旭山動物園・普段と変わらず過ごすオオカミたち/(C)旭川市旭山動物園
こちら、旭山動物園にいるシンリンオオカミ。体長は100〜150cm、体重は25〜45kg。写真だとあまり感じないかも知れませんが、間近で見るとそのデカさ、迫力にちょっとビビると思います。なんせ野生ですからね、犬とは違う獣感がぷんぷん漂います。
このシンリンオオカミ、もともと寒帯から冷帯に生息する動物なので、寒さが厳しい北海道・旭川の冬もなんてことはありません。
そう! 冬まっただ中の今は、ふっかふかの冬毛になったようすや雪の中でも平然と過ごす姿が見られる絶好のチャンスなんですよ! 外は冷凍庫のごとく寒いですけど!
100年前の北海道の自然をイメージした施設「オオカミの森」には現在7頭が暮らしていますが、なかにはこんな風に顔を雪に突っ込んだり…
ごろん、と雪の中で寝ているところを見られるかも知れません。そして…
やっぱり聞きたいですよねぇ、オオカミの遠吠え。オオカミがもっとも活動的になる夕暮れ時が遭遇のチャンスですが、氷点下になる冬には口から出る湯気も見られたりして、たくましく生きるオオカミの姿をより強く感じられると思いますよ!
ちなみに、ほっきょくぐま館には捕食されるアザラシの目線を体験できる「シールズアイ」がありますが、こちら、オオカミの森には「ヘアーズアイ」なるものがあります。
「ヘアーズアイ」とは、オオカミに捕食されるノウサギの視点を体感できる、アクリル製のドーム型観察窓。たとえば…
分かります? ヘアーズアイのそばにオオカミが寄ってきましたね! こんな風に目の前でオオカミを観察出来るかも知れませんよ。
冬でも活発に、そして寒さをものともしないようすを見られるのは今。冬ならではのオオカミを見に行ってみては?
※写真提供:旭川市旭山動物園
【北海道ウォーカー/出村聖子】