化粧水をつけるだけのケアよりも、しっかりとうるおってモチモチの後肌をつくることができるコットンパック。乾燥対策や日焼け後のお手入れなど、肌を落ち着かせるのにも有効。スペシャルケアとして定期的に取り入れたいところですが、乾燥を防ぐ正しい方法は意外と知られていないようです。そこで今回は、コットンパックを行なうときのより効果的なやり方を3ステップでご紹介します。

コットンパックの適切なやり方、知ってますか?

コットンパックを行なうときの注意点

水には“水分が少ないほうに移動する”という性質があるため、パッティング後など十分にうるおっていないコットンを肌にのせると、せっかくうるおっている肌の水分をコットンが奪ってしまう可能性があり逆効果に。コットンをしっかりと濡らした状態で行なうことが大切です。反対に乾燥させてしまわないように気を付けましょう。

コットンパックの正しいやり方は?ステップ1:コットンを化粧水で濡らす

事前に濡らしておくのも〇。

コットンに化粧水や美容液を500円硬貨大ほど数か所にわけてたらし、コットンのすみずみまで行きわたらせます。※事前にコットンを水に濡らしておくと、化粧水や美容液を節約しながら、水分はきちんと補給することができます。

ステップ2:コットンを顔に貼る

空気が入らないようにするのがコツ。

空気が入らないように密着させ、数か所にわけて貼ります。このとき、目・口の部分は必ずあけておいてください。息ができるよう、鼻の穴をふさがないようにしましょう。※コットンの種類にもよりますが、10分以上置いておくと逆に乾燥してしまうので注意しましょう。

ステップ3:化粧水をなじませる

はがしたら、手のひらでなじませます。

コットンをはがしたら、手のひらでやさしく頬を押さえて化粧水を肌になじませます。軽くハンドプレスすることで、残った化粧水もムダなくに使うことが可能に。

※引用文献:「日本化粧品検定 2級・3級対策テキスト」



■賢人のまとめ
手間や時間がかかると思われがちなコットンパック。この3ステップで行なえばカンタンかつ効果的にケアすることができるので、ぜひ試してみてください。

■プロフィール

オフィス美容の賢人 小西さやか

コスメコンシェルジュ。化粧品の研究や開発に携わってきたスペシャリスト。
現在は、一般社団法人日本化粧品検定協会を設立。
代表理事として、美容コラムの執筆、日本流行色の選定、メイクアップトレンドカラー本の監修を行っている。
最新著書「99%のクチコミは間違っている?! 勘違いだらけのコスメ神話」が2014年1月17日発売。
可愛くなりたいと頑張る女子こそハマってる!?コスメに関する意外な「勘違い」を一問一答形式で解説します!

「99%のクチコミは間違っている?! 勘違いだらけのコスメ神話」 http://www.amazon.co.jp/dp/493828054X/

小西さやかオフィシャルブログ:http://ameblo.jp/panntyann1/

2014年5月開催「日本化粧品検定」HP:http://www.cosme-ken.org/