生理前に体と心に不調が起こる月経前症候群(PMS)。「何かイライラするな」と思ったら、生理前だったとか多くの女性が心当たりがあるのではないでしょうか?

97%の人が「不調」

今回、大人女子のかかりつけアプリ「カラダのキモチ」を展開する「ドコモ・ヘルスケア」がアプリの利用者3274人を対象に、月経前症候群(PMS)に関するアンケート調査を実施したところ、PMSがSNSの利用の仕方にも影響を及ぼすという興味深い結果が出ました。

まず、生理前に不調があるか聞いたところ「毎回感じる」が62%、「時々感じる」が35%と全体で97%もの人が、生理前に何らかの不調を感じていることがわかりました。

PMSによる具体的な症状を見てみると、「イライラ」と回答した人の割合が78%と最も多く、2位「眠気」(64%)と差がみられました。以降は3位「だるさ」、4位「食欲・体重増加」、5位「落ち込み」と続きました。それ以外にも、腰痛や便秘、むくみ、ニキビ、肩こりなどがあがりました。症状はひとつではなく複数の症状が現れているケースも多く、心も体も負担がかかっていることがわかりました。

SNSで「らしくない」行動

次に、生理前の不調が原因で、SNS上(LINE・Facebookなど)で自分らしくない書き込みや行動をしたことがあるかどうか聞いたところ、「ある」と回答した人は48%に。具体的な行動としては、SNSを「見ない・読まない」という回答が43%で最も多く、次に「ネガティブな投稿(をしてしまう)」が31%と続きました。

「カラダのキモチ」総合監修・産婦人科専門医の宋美玄(そん みひょん)先生は「女性は生理前に女性ホルモンの影響で不調が出やすく、悩んでいる方が本当に多くいらっしゃいます。ですが、我慢してしまったり、市販薬を服用したりして、婦人科を受診する人はまだまだ少ないです」と我慢をしてしまっている女性がまだまだ多いことを指摘。

「PMSの不調は改善できる場合もたくさんありますので、我慢せずに気軽に婦人科を受診してみてください」とコメントをしています。

【調査概要】
調査主体:ドコモ・ヘルスケア
調査期間:2016年10月31日〜11月14日(月)
分析対象:「カラダのキモチ」アプリを利用している20〜40代の女性
調査方法:ウェブでのアンケートを実施し、回答結果を分析
有効回答数:3,274人

(編集部)