色の持つ力を味方に付けて、毎朝服を選べば仕事もプライベートもうまくいく!

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毎朝、会社に着ていく服をどんな風に選んでる? クローゼットの中から、目についたものをなんとなく手に取る…という人も多いはず。そんなとき、「色の持つ力を味方に付けて服選びをすれば、仕事やプライベートがいいほうへ好転しやすくなります」と、カラーキュレーター(R)の七江亜紀さんが教えてくれた。

例えば、赤と青、それぞれの色に塗った部屋で過ごした人の体温と脈拍を調べたところ、赤い部屋では興奮状態、青い部屋では落ち着いた状態を示したそう。このように色は心と体に大きな影響を与えることがわかっているので、その点を踏まえて上手に服選びをすることをおすすめします」(同)

それでは実際、どんなシーンでどんな色の服を選べばいいのかを教えてもらおう。
◆プレゼンテーションで結果を出したいとき

赤には気持ちを前向きにしてくれる強いパワーがあるため、人の前でなにかをするときや、勝負をかけるときにぴったり。ただし、「暑苦しい」という印象を与える場合もあるので、控えめにすべきシーンでは避けるのがベターと心得て。

◆アイデアに行き詰ってしまったとき

客観的なアイデアや論理的な発想を導いてくれる色といえば、黄色。特にレモンイエローのような鮮やかなトーンは、頭をすっきりさせてくれてひらめき力がアップする傾向が。“人気者”的な吸引力がある色なので、似合っていれば雰囲気に華を添えてくれる効果も。印象が強い色なので、初対面の人と会うときには気を付けて。

◆心や体が疲れていると感じたら

緑は、筋肉をゆるませ、リラックスさせる効果があるといわれている色。疲れているなと思ったら、緑の服を着るのがおすすめ。明るすぎる緑よりも、モスグリーンなどの深みのある緑ほうが、癒しの効果が期待できる。自己主張をせず、環境に溶け込みやすい色なので、大人数との顔合わせなど、ビジネスをスムーズに進めたいシーンにも。

◆ストレスを強く感じたら

心を安定させたいときに力を発揮してくれるのが、安心や安定のイメージを持つ茶色。長期的にストレスを感じているのなら、茶色のクッションを置いたり、木製のフォトフレームを飾ったりするなど、部屋のインテリアに茶色を取り入れるのもおすすめ。また、周囲の人に安定感をアピールして、信頼を得たいときにも役立つ。

色の持つ力を考慮に入れて服を探すと、実力にプラスαの影響力も手に入れられそう。毎朝の服選びの参考にして。

七江亜紀
色のひと(R)・カラーキュレーター(R)。それぞれの色が持つ普遍の魅力を組み合わせ、独自の価値基準で、これからの新しい生活価値を提案する、ライフスタイル・クリエイター。企業やビジネスパーソンを対象とし、ファッション、食、インテリア等ライフスタイル全般のカラーコンサルティング、ブランディングを行う。 「色」を視覚だけに頼らず五感全てを通してイメージできるように、さまざまなものの価値向上を図る。また多くのメディアにて監修、大学や講習会でも講師業を行う。クチコミで広まったサロン「Lustre(ラスタ)」には全国から多くの女性たちが訪れている。2009年の処女作『働く女性のための色とスタイル教室 』(講談社)はロングセラーとなり、衣食住にまつわる色の本『知って役立つ色の事典・TJMOOK』(宝島社)は発売後すぐに完売となる。2015年2月には初の書き下ろし文庫本『色が教えてくれること?人生の悩みの9割は「色」で解決できる』(大和書房)を刊行、現在も重版を重ねている。2016年春には待望の新刊が刊行予定!