江戸情緒あふれる、年の瀬の風物詩!浅草寺境内で50店が集まる「羽子板市」開催

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お正月らしい華やかさと江戸情緒あふれるデザインで、新春を迎えるインテリアグッズとしても人気の羽子板。せっかくなら、歴史ある羽子板市の賑わいの中で手に入れたいもの。

2015年12月17日(木)から19日(土)まで、浅草寺境内で開催される「歳の市(納めの観音)羽子板市」は、浅草の年末の風物詩。期間中は宝蔵門から五重塔にかけて、約50軒もの店が軒を並べるとか。

「材料に絹を使っているものや大きなものなどは高額になりますが、小型でシンプルなデザインのものなら1000円くらいからご購入いただけます。ぜひお好きなデザインを探してみてください」と、浅草観光連盟の担当者さん。

羽根つきの羽根は邪気をはねのけて、健やかに育つことに通じるとして、江戸時代からは子どもの成長を祈って羽子板を飾るようになったという。

室町時代から宮中の遊びとして行われていた羽根つきだけど、当時の羽子板には松竹梅などめでたい柄が描かれたものが多かったとか。その後、次第に絵柄も色彩も華麗なものになり、江戸末期には当時大人気だった歌舞伎役者の似顔絵を貼り付けるようになったそう。
時代を反映したデザインが並ぶのは現代でも変わりがなく、今では、その年に話題となった著名人などをあしらった「変わり羽子板」も毎年登場する。昨年は大ブレイクした映画『アナと雪の女王』から、松たか子さん・神田沙也加さんらの顔が並んだとか。

また、17日(木)と18日(金)には、新春浅草歌舞伎や初春新派公演に出演するメインどころの役者さんが、五重塔前でイベントを行う予定もあるそう。舞台好きな女子は、こちらも要チェック。

購入すると、その場で縁起のいい“三本締め”をして送り出してくれるのも、羽子板市ならでは。威勢のいい口上や三本締めの活気の中で、年の瀬の賑わいを感じながら、新しい年を迎えるための羽子板を探して。