入院でお見舞いにNGなものOKなもの「NG:鉢植え」「NG:パジャマ」「OK:現金」

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知人の入院は、突然の出来事であることも多いもの。大丈夫かな?と心配も募ります。すぐにでもお見舞いに行きたいけれど、気になるのがお見舞い時のマナーについてです。友人なら笑って済ませられる失敗も、仕事関係の知人の場合には取り返しがつかないことも…。入院でお見舞いに持っていかない方が良いものをまとめました。参考にしてみてください。

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■お見舞いの定番、花ですが…

お見舞いの定番と言えば、花。どうしても暗い気持ちになりがちな入院生活を、「少しでも明るい雰囲気に」という心遣いが感じられる品で、人気です。しかし、花なら何でも良いというわけではありません。

避けたほうが良い花で、良く知られているのが「鉢植えの花」。「根付く」と「寝付く」を連想させてしまいます。その他にも、語呂合わせで「シクラメン」もお見舞い時にはタブーです。花が持つイメージから「菊」や、血を連想させる「赤い花」も好まれません。このほかにも、花がぼとっと落ちてしまう椿などもタブーとされています。

こうした花を避け、相手の好みに合わせて選ぶのがオススメです。相手の病室が大部屋の場合には、大きすぎるものは避けましょう。また、香りが強すぎるものも避けたほうが無難です。

さらに最近では、「生花のお見舞いを禁止する」という病院も増えています。お見舞いに行く前に確認するのがおすすめです。

■入院生活には必需品ですが…

「入院生活に必要だろう」と用意したくなるのが、くしや洗面用具、パジャマ。しかし、これらの日用品もお見舞いの品としてはふさわしくありません。入院生活が長引くようなイメージを相手に与えてしまうからです。気を利かせたつもりでも、相手を嫌な気持ちにさせてしまっては、お見舞いの意味がありません。

お菓子や果物

お菓子や果物も、お見舞いの品として定番です。しかし、お見舞い相手の状況によっては迷惑となってしまうこともあるのです。病気で入院している場合には、食事制限がある場合も少なくありません。「好物だから」とお見舞いに持っていく気持ちはわかるのですが、「目の前にあるのに食べられない!」というのは、患者にとってとても辛いものですよね。必ず、相手の状況を確認してから持参するようにしましょう。

またお菓子についても、生花と同じく、持ち込みを制限している病院も増えています。事前に確認しておきましょう。

どちらもOKであれば、冷蔵庫に入れなくても日持ちするお菓子を選ぶのがおすすめです。

■現金

何かと物入りな入院生活で、一番喜ばれるお見舞いと言えるのかもしれません。「現金」です。相手とのお付き合いの程度によって「どれくらい包めばいいの?」という悩みはありますが、「喜んでもらえるのか」という心配はしなくても良いでしょう。しかし、目上の方へのお見舞いに現金を包むのは、マナー違反でありタブーとされています。

「目上の方へのお見舞いで、どうしても良い品物が思いつかない…」という場合には、現金ではなくギフト券や商品券を選びましょう。

いかがですか?「定番」と言われているお見舞いの品の中にも、意外なタブーがあるものです。お見舞いは、入院した相手を気遣うためのもの。それぞれで異なる相手の状況を踏まえ、不快な思いをさせない品を選びましょう。