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Japoneira BEAUTY PROJECTでは、前編に引き続きverita世代の女性たち6人による座談会、椿の会〜verita女性が語る椿オイルの魅力〜後編をお届け。多くの人が抱いている椿油のイメージとは一線を画し、ナチュラルかつシンプルでありながら、さまざまな用途に有効で多機能性を備えているジャポネイラの生の椿油。語れば語るほどにその魅力に引き込まれていく6人。話題の矛先は、”オーガニックコスメ市場”や”スキンケアアイテムを選ぶ目線やポイント”にまつわる本音トークへと展開。日々あらゆるコスメやスキンケアアイテムを試し、常に心身ともに健康的で美的なライフスタイルを目指しているverita世代の女性たちが、最後にたどり着く"今こそ求めたいスキンケアアイテム”とは?

〜座談会に参加したverita世代の女性たち6人 Profile〜


― 気が付いたら長く使い続けている化粧品、ってどんなもの?

山口さん:私はもともとアトピーがあって、食べるものはもちろん、スキンケアでも香料や刺激が強いものは避けています。ローフードやグリーンスムージーの活動にも通じるのですが、なるべくナチュラルなものしか身体に取り入れたくないなと思っています。ケミカルなものを感じると、使っていてもどこか心地が良くない気がして。だから原料も気になりますし、産地や製造場所などもコスメを選ぶ基準になっていますね。

水谷さん:私も同じく、実はアトピーがあるので、食べ物に限らず肌に付けるものは皮膚からの吸収が恐いです。だから化粧品を選ぶときは、配合成分を必ず見るようにしています。美容効果ももちろん欲しいのですが、やっぱり成分がナチュラルであること。自然のものが一番肌にはいいんじゃないかと思いますね。特に多くの化粧品に配合されている石油系の成分は長期的には、健康にも美容にも悪影響を与えるのではないかと思いますし。香料を入れてごまかしている商品などを使い続けて、それが毛穴などから身体に入って最後は子宮にも入ってしまったりすると恐い・・・。

牧口さん:私もやっぱりナチュラルなものがいいと思います。仕事柄テスターでいろいろな新商品を試すのですが、これまで使ってきた中ですっごくいいと思うものを並べてみると、だいたいナチュラルな成分のコスメになりますね。香料も吸い込んでも自然に身体に入ってくるような柔らかい感じのもの。意識してナチュラル成分のコスメを選んでいるつもりはないのですが、やっぱり身体は正直なんですよね。たとえデザイン性に優れていなくても、身体が本当に心地よさを感じられるものや嘘やごまかしのない本物のナチュラルさ。いま求められているのは、そういう本物なのかなと思います。美容に関心があって、ある程度の知識や経験を積んだ人たちは、だいたい最後にはそういうものを選んでいるような気がしますね。

松田さん:ジャポネイラの生の椿油の原料であるヤブツバキの種は、大島の人たちが手で収穫したものを持ってきてくださるので、それをそのまま仕入れているんです。ほんとうにこぢんまりとした生産方式にはなるのですが、商品に関わっている人の数が少なく、まさに自然のままのものが商品になっているんです。余計なものは何も足さない、シンプルな処方で、すべての人にいろんな用途で、長く愛用いただける製品を提供し続けていきたいと思っています。

―「オーガニックだからいい」は、間違い?

松田さん:国産原料で保存料や添加物を加えていない椿オイルは、オーガニックコスメだとも言えるんです。ただ、敢えてオーガニックコスメを強調はしてないだけです。そもそも「オーガニック=肌にやさしい」という風に一概に言えるわけではないと私は考えています。オーガニック化粧品のなかには、実は保存料が入ってないために劣化も早いものも少なからずあるようです。化粧品の使用期限の話も出ましたが、商品の品質保持はオーガニックであればあるほど、大事になってくるのだと思います。

水谷さん:確かに、油と水は本来混ざらないものなので、水をベースにしてオイルやさまざまな成分を配合しているものって、防腐剤とか入っていないと腐ってしまうはずですよね。たまに、どうしてこんなに保つんだろう?と首をかしげてしまうような化粧品もあったりします。

松田さん:法的な面でいろいろと調べてみると、3年以上保つものには容器などに使用期限の記載が必要ないっていう規定があるんです。だからパッケージなどを見てみて使用期限がないものは、3年以上保つものということになりますよね。特に日本は、オーガニックの歴史が浅く、海外よりも規制が厳しくありません。だからオーガニックと銘打たれていても中身がそうでもないものも多い。選ぶ側が責任をもって選ぶことが必要ですよね。

山口さん:「オーガニック=いいものではない」という視点でいうと、オーガニックのものって使用感が伴わないものが多かった気がしますね。とくにシャンプーとか使用感がものによって全然違いますよね。ただ最近は使用感や香りがいいものもいくつか出てきたかなと思います。オーガニックワインなんかも、美味しくなってきた気がします。ナチュラルさと使用感や実際の美味しさを両立しているものは少ないけれど、できれば両方満たしたいというわがままに応えてくるものを求めてしまいますよね。

ワチャニさん:そうそう、本当にシャンプーは、ものによってすごくキシキシしちゃったりして困りますよね。仕事柄移動が多いので、ホテルに備え付けのものを使うのがリスキーだなと思います。仕事に集中するためにはいつも同じコンディションでいるのがとても大切だと思うんですけど、出張の時には水や環境が違うので、なかなかコンディションを維持出来なかったりします。出張に持って行くには荷物にならなくて、オールマイティ(顔や髪に使えて)で信用出来るアイテムを使いたいですね。荷物はとにかく少なくしたいので!

松田さん:使用感、効果効能、そしてナチュラルさ。そのバランスが化粧品選びで基準になっているのかと思います。結局、オーガニックにしろ、ケミカルなものにしろ、短期的に効果を出すならいろいろな成分が配合されているものの方が断然効果はあると思います。でも、劇的な効果は感じないかもしれないけど長期的に使うことで安全だったり、ライフスタイルの意識そのものを向上させたり、より豊かにしてくれるようなストーリーを保ったアイテムというのは、効果効能とは違った意味で美しいライフスタイルを追求できるものなのではないかと思います。例えば、環境のことを考えたアイテム選びであるとか、使い捨てのライフスタイルを見直すことができるものなど、長い目で見れば、本当の美しい生活を追求する近道なのかもしれませんね。

―商品の背景や製造過程、製造メーカーの理念もチェックしている?

多田さん:私は普段、ハーブティーを扱っているのですが、ティーバックの素材だって化学製品ですよね。だからそれを自然のものにしている商品など、細部に渡って環境に配慮されているアイテムには魅力を感じます。偶然、出合ったこの椿オイルに惹かれた理由のひとつには、シンプルなパッケージだったから。デザインや広告、宣伝が派手ではないところも、ものの良さをよりよく表現しているように思いました。あまり派手でないものは、自分の感覚にも合いますし、シンプルでナチュラル、心を込めて手作りされたものなんだと分かりました。その製品の背景やつくられ方、売られ方が自分の感覚に通じるものを選ぶと長く愛用できるのではないかと思います。

ワチャニさん:私は、もともとパッケージが可愛いとつい購入してしまうところがあるのですが(笑)、最近はどんどん自分がシンプルなものを求めているせいか、コスメや身の回りのものもシンプルなものを選ぶようになっています。気がつくと、お気に入りのアイテムは、ずっと昔からオーガニックで一貫したつくられ方をしているものだとか、自家製の原料のみを用いた製品づくりをしているブランドのものが多いです。

牧口さん:商品の背景や原料の情報などをきちんと公開している企業などは、その正直さに惹かれます。何も開発者が有名とか、開発の経緯がドラマティックでなくてもいい。本当の意味で、中身が贅沢であることを重視して選びたいです。

山口さん:そう、作り手のポリシーが一貫していると信頼感がありますよね。化粧品を通してライフスタイルを変えるとか、見直したりしていきたいから。作り手の伝えたいものや理念に共感できるアイテムには愛着も湧くし、そう思って使っているとより効果もあるんじゃないかな。

水谷さん:私の場合、精油はお客様に使わせていただいているので、自然のものできちんとしている会社かどうかも重視しています。動物実験をしていないなどもポイントです。大手企業の出しているコスメのように大量生産されている商品は、販売コストを抑えて大きな利益を生んでいるということを聞いたことがあります。あまりにも宣伝に費用をかけていそうな商品なども原料のコストが抑えられていたりするのかも(笑)。最近オーガニックというキーワードがトレンドですが、ある企業で他の商品はケミカルなのに、ひとつだけオーガニックコスメを販売しているところがありました(笑)。やはり、植物から原料等を自社で管理して造っている会社というのは信頼できますよね。

松田さん:そうですね、多くの企業が化粧品業界に参入する理由のひとつには、それだけ化粧品というのは利益率を高くすることができる商品だからということもあると思います。「生の椿油」は、原料の量が限られていて高価なので生産数が間に合わなくなる恐れがあり、広告も大々的に出来ないジレンマがあります。広告を打つよりも国産で安全なものを提供したいというのが、会社のポリシーなんです。

―もしも椿オイルの石鹸ができたら・・・

松田さん:実はこの冬に新しい商品として椿油の石けんを企画しているんです。椿油100%にこだわった贅沢な石けんなのですが、やはり少し香りや殺菌効果も欲しいということで、クロモジという植物(樹木)から抽出したクロモジ油(精油)を配合しようとしています。黒文字は、明治時代から日本から海外へエッセンシャルオイルとして輸出されている伝統的な和の香りです。椿油のみのプレーンタイプと黒文字入りの2タイプを考えています。泡立ちの良さを考えると、界面活性剤を加えたいところですが、やはり100%のピュアなものを目指していきたいということで、おそらく毎月数量限定での販売になると思います。

ワチャニさん:私は石けんには一家言あるのですが(笑)。ケミカルな石けんは使っていて、切れが悪いというか、洗い心地ですぐ分かるんです。

山口さん:泡立ち過ぎる石けんも恐い。あれだけ長時間泡立っているのって界面活性剤のせいですよね。下水で流れていくのを見ると環境のことも気になります。肌に必要な油分も洗い流されてしまいそう。

岩川さん:実は、今度発売される椿油100%の石けんのサンプルをいただいて使わせてもらっているのですが、洗い上がりが本当につっぱらなくて、その後なにもつけなくても大丈夫なんです。やっぱり石けんて魅力的! 贅沢なものなので子どもたちには使わせられないですが(笑)

多田さん:黒文字の香りも楽しみですよね。毎日いろいろなハーブを扱いながら勉強していると、ヨーロッパのハーブよりも、土着のもの、日本古来の植物の方が身体には合うように感じますね。どちらかを選ぶなら日本の植物がいいのかな。やっぱり国産。たとえ格好良くない名前でも(笑)

松田さん:「生の椿油」はとてもシンプルなのですが、香りがあるものはないのですか?という意見もいただくことがあります。ただ、精油を入れる場合、使用できる期間が1カ月になりますよね。というのも一種類の精油を使っていると、そのオイルに対しての抗体ができてしまうので。基本的に、精油はその時々の体調によってオイルの内容を変えると良いですね。

多田さん:それはハーブティーも同じなんですよね! 効果の高いハーブティーはできれば2、3週間で止めましょうという決まりがあります。ひとつのものを長く飲み続けていると、その植物に身体が慣れてきてしまうからなんです。ローズヒップとかハイビスカスなど栄養素を採るようなものや、レモングラスやカモミールなども長く飲むことでだんだん恒常性が高まってくるものなどは飲み続けても構わないのですが。免疫力が上がりますだとか、関節を治しますというものみたいな薬効があるものは、短期間使用が推奨されていますよ。例えば、エキナセア、キャッツクローとか。だから、プレーンのものはいつでも使える利点がありますよね。

牧口さん:そうなんですね! プレーンなものをベースに、その時その時でアロマを自分でブレンドしてもいいかもしれないですね。それが今日の自分の肌の状態を把握することにもなるし。
化粧品で年齢やその時の身体の不調をごまかしたりするのではなく、毎日のライフスタイルを見直すことにもなりますよね。

山口さん:スキンケアをすることで、日常のバランスを整えていけるようなライフスタイルっていいですよね。やはり毎日使うものだからこそ、よりシンプルでナチュラルなものを選ぶこと、それがバランスのとれた本当の美しさや健康につながるコツなんだと思いますね。


               >>「座談会 椿の会〜verita女性が語る椿オイルの魅力〜 前編」を見る

ジャポネイラ
>>椿のピュアなチカラが、すべての女性を輝かせる Japoneira BEAUTY PROJECT TOP
>>Vol.1 Brand History
>>Vol.2 椿にまつわる Another Story Brand History




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