告げ口したってお母ちゃんに怒られるかな


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92歳のおばあちゃんが回想する、奇跡の実話物語。親に捨てられながらも、激動の戦中・戦後を懸命に生きた姿に心を揺さぶられます。

山奥にある貧しい農村で育ったキヨさん。まだ小学生の頃、突然父が亡くなり、知らぬ間に叔母夫妻の養子に出されてしまいます。朝から家事や農作業に駆り出され、叔母からは執拗ないじめ。学校にまともに通うこともできず…。

※本記事はゆっぺ著の書籍『親に捨てられた私が日本一幸せなおばあちゃんになった話』から一部抜粋・編集しました。

登場人物


消しゴムがもうすぐなくなりそう


消しカス集めなくちゃ!


ノートも一冊しかないのです


沢山消しておかなくちゃ


勉強を見てあげよう


さっき全部消しちゃった…


お前授業中にノート取ってないのか?


もう一つのノートに書いてあるよ


なら今から学校まで取りに行こう


どうしよう…


私は遊んでなんかいないよ…


う…


自分から嘘を白状するのを待っていたのだと思います


言うことができませんでした


明日確認するからな?


この夜は中々眠れませんでした


もう嘘をつきたくない


兄に打ち明けるチャンスを失いました


事実なのは私が嘘ついたってことだけ…


みじめだなんて思うのはやめる


著=ゆっぺ /『親に捨てられた私が日本一幸せなおばあちゃんになった話』