画像:「それSnow Manにやらせて下さい」TBS公式サイトより
 5月末に嵐が活動を終了し、「次期国民的アイドル」の座を巡り、2つのグループが激突しています。嵐の後輩で日本屈指のファンダムを誇るSnow Manと、『イイじゃん』、『好きすぎて滅!』などでSNSを席巻するM!LKです。

 本稿では、長年アイドルを注視してきた筆者目線で、両グループを「ダンス」、「歌唱力」、「俳優・バラエティ業」、「売上」、「ヒット曲」の観点から5番勝負で比較し、どちらが次期国民的アイドルにより近いのか見極めたいと思います。

◆ダンス:実力者がひしめき合うSnow Man

 5番勝負の1本目である「ダンス」の観点で見ると、圧倒的にSnow Manが上と見て間違いないでしょう。キッズダンサーとして2度世界大会準優勝を経験しているラウールさん、振付けもプロ級のリーダー・岩本照さんなど実力者がひしめき合っています。

 M!LKが公式TikTokでSnow Man楽曲のコピーをした際も苦戦ぶりを隠していないように、技術、シンクロ率、難易度の高さ、表現力などダンスパフォーマンスはSnow Manに分があります。

 M!LKは、SNSでマネされることを重視し、楽曲の世界観を伝えるという独自路線に舵を切っているとも言えるでしょう。

◆歌唱力:引き分け!J-POPアイドルの課題も

 5番勝負の2本目は「歌唱力」。Snow Manはビブラートやフェイクを駆使する渡辺翔太さんを筆頭に、低音の目黒蓮さん、高音の佐久間大介さんなどそれぞれの役割があり、9人が補完し合う多層的な歌唱が特徴です。

 M!LKは抜群の安定感を誇るリーダー・吉田仁人さん、感情を強めに乗せる佐野勇斗さん、透明感ある歌声の山中柔太朗さんなど5人一体となり、ライブや歌番組で全力生歌勝負している印象です。

 ただ、両グループ通じトップクラスの美声を誇る渡辺さんが、音楽特番でK-POPのTOMORROW X TOGETHERのメンバーとコラボした際には、「世界との差」を指摘されたこともありました。

 Snow ManとM!LKの歌唱力対決は、ひとまず今後のJ-POPアイドルの課題としてドローとします。

◆俳優・バラエティ:絶対的エース目黒蓮が率いるSnow Man

 5番勝負の3本目は本業のアイドル活動以外である「俳優・バラエティ業」。俳優業については、Snow Manの絶対的エース・目黒さんが他の追随を許しません。

『ほどなく、お別れです』の46億円をはじめ、直近の主演映画興行収入が4作連続で20億円を突破するという怪物ぶりです。

 M!LKでは佐野さんが連続テレビ小説『おむすび』(NHK)に出演したり、山中さんもBL作品などで次世代スターとして存在感を増してきました。ただ、Snow Manは9人それぞれが主演級で出演歴があります。

 また、バラエティ業でも、M!LKは人気番組に多数出演する佐野さんや塩崎太智さんらを擁していますが、GP(ゴールデンプライム)帯レギュラー冠番組は今のところありません。

 Snow Manはメンバー全員に個々の露出があるだけでなく、冠番組『それSnow Manにやらせて下さい』(TBS系)が、GP帯で3年以上高い視聴率を獲得。総合して「俳優・バラエティ業」ではSnow Manに軍配が上がりそうです。

◆CD・ライブ売り上げ:デビューからミリオンヒットSnow Man

 5番勝負の4本目は、CD・ライブ動員からなる「売上」。こちらもデビューから即ミリオンヒットを連発し、5大ドームツアーやスタジアムツアーも敢行しているSnow Manが図抜けています。

 オリコンの年間ランキング「アーティスト別セールス部門」では昨年203.9億円を売り上げ、2年連続で1位を獲得するなどアイドルに限らず全アーティストの中でも尋常ではない記録を叩き出しています。

 M!LKは今年発売のCDシングル『爆裂愛してる/好きすぎて滅!』が自身初のオリコン初週50万枚超えを達成したばかり。アリーナツアーを控え、今の勢いを考えるとドーム公演は既定路線のようにも思えますが、まだ彼らの目標の範囲内に留まっています。