えっ何この店!?


涙の帰り道。あたたかい湯気が立ち上る屋台で食べた「えび天うどん」/疲れた人に夜食を届ける出前店3(1)

大人になるにつれ、辛いことや悲しいことがあっても、つい我慢してしまいがち。それでも心はすり減っていて、油断したら泣いてしまいそう…。そんな経験、誰しもあるのではないでしょうか。

とある町にひっそりとたたずむ、熊と鮭が営む不思議な甘味処。ここにも「しんどい気持ち」を抱えた大人が夜な夜な迷い込んできます。メニューは温かいお茶と、日替わりの甘いものが一品のみ。ふさぎこんだ人々の疲れた心を、甘いものがほっと癒します。

しんどいとき、泣きたいとき。夜にだけ開く甘味処で心を温めて。漫画に合わせて、編集部おすすめのレシピも掲載。あなたの心も、きっと癒やしてくれるはずです。

※本記事は中山有香里著の書籍『泣きたい夜の甘味処』から一部抜粋・編集しました。

■疲れ果てたビジネスマンとドーナツ

何この店!?


こんな夜更けにドーナツ


雪だるまが増えてる…


マンガ/著=中山有香里『泣きたい夜の甘味処』(KADOKAWA

■▶ドーナツが食べたい!そう思ったら…

甘い物に癒されたい時ってありますよね?

そんなとき「ドーナツ」を手作りしてみるのもいいのではないでしょうか。

無心になって甘いものを作ると、ちょっとお疲れなこころもほぐれていくかもしれません。

ひと口ほおばれば子どものころを思い出す「懐かしドーナッツ」

ひと口ほおばれば子どものころを思い出す「懐かしドーナッツ」


■材料(直径7cmのもの8〜10個分)

卵…1個

薄力粉…100g

強力粉…50g

ベーキングパウダー…小さじ11/2

バター…20g

牛乳…大さじ2

きび砂糖…50g+適量

レモン汁…小さじ1

揚げ油…適量

電子レンジは500Wのものを基準としています。600Wなら0.8倍、700Wなら0.7倍の時間で加熱してください。また機種によって差がありますので、様子をみながら加熱してください。

■下ごしらえ

1.バターは電子レンジで約30秒加熱して溶かす。

2.簿力粉、強力粉、ベーキングパウダーは混ぜ合わせておく。

■作り方

1.ボウルに卵ときび砂糖50gを入れて、泡立て器でよくほぐし混ぜる。牛乳、レモン汁、溶かしバターの順に加えて、そのつどよく混ぜる。レモン汁を加えることでふくらみがよくなり、食感も軽く仕上がる。合わせた粉類をふるい入れ、へらでさっくり切るように混ぜ、粉けがなくなったらラップの上に取り出して包み、冷蔵庫で1時間休ませる。

「懐かしドーナッツ」作り方1


卵と砂糖はよくほぐし混ぜて。

「懐かしドーナッツ」作り方2


冷蔵庫で休ませることで、生地がぐんと扱いやすくなる。

2.揚げ油を低温(約160℃)に温め始める。生地を取り出してラップを広げ、べたつくようなら打ち粉(強力粉・分量外)をふってめん棒で1cm厚さにのばし、口径約7cmのコップの縁に打ち粉をつけ、円く抜く。さらにペットボトルのふたで中央も円く抜く(指で穴をあけるよりもきれいにあく)。コップで抜いた残りを合わせて再び1cm厚さにのばし、同様にコップとふたで抜いて8〜10枚作る。

「懐かしドーナッツ」作り方3


生地は包んでいたラップを広げた上で、なるべく均等な厚さにのばして。

「懐かしドーナッツ」作り方4


コップの縁にそのつど打ち粉をすると、きれいに抜ける。

3.揚げ油に生地をそっと入れる。生地がふくらむと穴が縮まるので、菜箸を穴に差し込んで、静かに回しながら揚げる。きつね色になってきたら上下を返し、両面色よく揚げて油をきる。両面で3分が目安。ふたで抜いた円形も一緒に揚げて。ボウルにきび砂糖適量を入れてドーナッツを熱いうちに入れ、両面にまぶす。

「懐かしドーナッツ」作り方5


加熱し過ぎないように、きつね色になったら上下を返す。

【ポイント】

「懐かしドーナッツ」作り方のポイント


砂糖は上からふるよりも、砂糖の上にドーナッツを置いてまぶすほうが、まんべんなくつく。

まわりにたっぷり砂糖がついていて、外はサクッ、中はふんわりやさしい素朴な味。思わず子どもの頃のように両手でほおばりたくなります。ぜひ作ってみてくださいね。

懐かしドーナッツ レシピ考案=なかしましほ/撮影=広瀬貴子