知っておいて損はない。「Femtech Fes! 2022」で考える、快適に過ごす選択肢

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フェムテックプロダクトやサービスの展示・体験イベント「Femtech Fes! 2022〜あなたのタブーをワクワクに変える“フェムテック交差点”〜」が10月14日〜16日に、六本木 アカデミーヒルズにて開催されました。

「Femtech Fes! 2022」は、28組の出展社と日本未上陸の最新プロダクト含む、200社以上のフェムテック製品が一堂に会するイベント。今回、マイナビウーマン編集部が潜入し、最新フェムアイテムに触れてきました!

■パワーアップして帰ってきた「Femtech Fes! 2022」

今回で3回目の開催となる本イベント。昨年は27カ国から157ものプロダクト・サービスを展示、3日間で1,500名が来場し、「最大級のフェムテックイベント」として話題になりました。今年は会場規模を2倍にパワーアップし、海外からのスピーカーも登壇。「Femtech Fes!」史上最大規模で開催されました。

テーマは、昨年に引き続き「あなたのタブーをワクワクに変える“フェムテック交差点”」。数多くの人が行き来する交差点のように、開発者の想いの込もったプロダクトとモヤモヤを抱える一人ひとりが交差し、予期せぬ気づきや出会いが生まれる場となることを願う意味が込められています。

■“女性特有の悩み”をテーマにさまざまな製品が集合

会場には、28組の出展ブースの他に、月経、避妊、妊活・不妊などジャンルに分けたフェムテックアイテムが展示されており、どのブースも人だかりができるほどの盛況ぶり。社会的にもフェムテックへの関心が高まっているのを肌で感じることができました。

吸水ショーツやデリケートゾーン用ソープなどのフェムケア製品はもちろん、今話題のCBD(※1)を使ったクリームやオイル、女性の周期に合わせて飲みたいサプリメントなど、“女性特有の悩み”を共通項としたさまざまな製品が展示されていました。

また、ケアアイテムの他には、セルフプレジャーアイテムの展示も! 海外のアイテム展示のほかに、女性向けセルフプレジャーアイテムを展開するブランド「iroha(イロハ)」も出展しており、参加者の注目度の高さが伺えるほど大盛況でした。

ブースではスタッフが丁寧に製品説明をしてくれるので、初心者でも安心。まだまだ「恥ずかしい」というイメージがあるセルフプレジャーですが、自分の体を知るためには大切な行為の一つです。本イベントは、タブー視されがちなセルフプレジャーについても、「恥ずかしいことではない」と教えてくれる場になっていると感じました。

■フェムテックを通して、みんなが過ごしやすい社会へ

昨年よりもパワーアップした「Femtech Fes! 2022」に参加して、世の中としてもフェムテックへの関心が年々高まってきていることを実感しました。

体や性についての悩みは、なかなか人に相談しづらいものですが、フェムテックやフェムケアへの理解が深まり、必要に応じて生活に取り入れていくことで、女性だけでなく、すべての人が過ごしやすい社会に変わっていくように感じています。

まだまだ身近ではないかもしれませんが、フェムテックについて知ることは、毎日を快適に過ごす選択肢の一つなのかもしれませんね。

※1:CBD(カンナビジオール)とは、大麻草に多く存在する薬理成分の一種。日本の大麻取締法で禁じられているTHCとは異なり、精神作用のない安全な成分で、リラックス作用・鎮静化作用などが期待される。

※2:明治フェムニケアフードとは、女性(female)+ケア(care)+食品(food)を合わせた明治の造語。女性特有の体や健康を応援するための食品を表す。

(取材・文:鈴木麻葉/マイナビウーマン編集部)