これが恋愛こじらせ女子たちの本音。映画『もっと超越した所へ。』で、クズ男と分かってるのに女子が沼っちゃうワケ

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クズ男を引き寄せる4人の女性たちが織りなす恋愛模様を描いた『もっと超越した所へ。』。舞台作品を原作とした映画版が2022年10月14日に公開されました。

本作は、どうしようもない男どもと、クズ男に沼る女たちの4組のカップルがブチ切れ&ブチ上がりのバトルを繰り広げる怒涛の恋愛エンターテインメント。

物語に登場するのは、ダメ恋愛体質の主人公・真知子(前田敦子)と、彼女たちに甘える“クズ男”の怜人(菊池風磨)。

元子役のバラエティタレント鈴(趣里)と、あざとかわいい男子の富(千葉雄大)。

彼氏に染まる金髪ギャル美和(伊藤万理華)と、いつでもハイテンションで自信家のフリーター泰造(オカモトレイジ)。

シングルマザー風俗嬢の七瀬(黒川芽以)と、プライドの高い元子役 慎太郎(三浦貴大)の4カップル。

「いつも恋愛がうまくいかない」「そもそも恋愛ってなんだっけ?」と悩む女性たちがこの映画を見たら……? そこで今回はアラサー自称“こじらせ女子”の3人に集まってもらい、ぶっちゃけこじらせトークを披露していただきました。劇中のクズ男にブチ切れ(!?)女性陣に大共感(!?)する様子をお楽しみください。

ミキ(27歳)
ここ数年マッチングアプリで複数人の男性とデートを繰り返しているがしっくりくる相手になかなか出会えない。1人の時間も大切にしたいタイプで、そこまで頑張って恋愛をする必要があるのか自問自答する日もザラ。

ユカリ(28歳)
好きになったら一直線で恋愛体質ではあるものの、蓋を開けたらだいたいワケアリ物件。男性に求めるものは優しさとか誠実さじゃなくて、とにかく「刺激」。

カナ(27歳)
明るく気さくな性格のせいか“良い友人枠”にされることが多い。彼女持ちの男性にずっと思いを寄せるものの、振り回される日々。

■遊んでそうに見える男性の「優しさ」は沼

ミキ:いや〜、見事に全員クズだったね〜。

ユカリ・カナ:ほんとに(笑)。

ユカリ:慎太郎は一番ない! 見ててイライラするとこばかりだった(笑)。

カナ:ああいう無駄に“プライドの塊”みたいな男性っているよね。

ミキ:うん。ほんと無理! 付き合って何か問題があった時とか、ろくに話し合いできないタイプでしょ? 「俺の言ってることが絶対だろ!」とか言うよ。

ユカリ:間違いないね。

カナ:クズだけど、どこか憎めないのは泰造かな。一緒にいたら楽しそう!

ミキ・ユカリ:あ〜。分かるかも。

ミキ:いや、でも、もしかしたら彼は一番のクズなのかも知れない……(笑)。

カナ:そうだね(笑)。ちなみに、一番沼りそうなのは誰だった?

ミキ:そりゃあ、もう怜人じゃない? 体も良かったし!!!

カナ:そこ?(笑)。たしかにあれは最高だったけど! 怜人は距離の詰め方がうますぎた。荷物を持ってくれたり、元気がなさそうだったからって気にかけてくれたり……。優しいところもありつつの、ふいに見せるSっけがたまらないよね。

ユカリ:多分、彼はそういう手口で何人もの女性を沼に引きずり込んできたタイプだな。

ミキ:うん。でも、遊んでそうに見える男性の優しさって本当に沼! 私もこの前、マッチングアプリでレベル100くらいのナンパ師に会ったんだけど、今絶賛その人に沼り中……。

ユカリ・カナ:待って、どういうこと!?

ミキ:彼曰くコロナ前はコリドー街の出現率100%だったらしくて、それなりに顔もスタイルもいいの。経験人数も数知れない。

ユカリ:強者だわ……。で、なんで沼っちゃったの?

ミキ:最初、誘われた時は、『土日にカフェデートをしよう』って言われて。でも、土日の予定が合わなかったから『金夜なら空いてますよ』って言ったのね。そしたら、『お酒なしでもいいけどどうする?』ってきて!

カナ:えー! なんて誠実。

ミキ:そう! でも自分が初対面の人と話すのにお酒がないとキツイから、『普通に飲みに行きましょう』って言った。で、その人がすっごくいい感じの大衆居酒屋をチョイスしてくれて。

カナ:いいね、ナイスチョイス。

ミキ:で、一緒にお酒を飲んで。結構飲んで。気がついたらホテルの前にいた。

ユカリ・カナ:(爆笑)

ミキ:イリュージョンよ。自分でもびっくり(笑)。絶対女慣れしてるんだろうな〜って思うんだけど、気が利くしとにかく扱い方が優しいの。もう、沼だね!!!

ユカリ:好きになってもいいけど、いい未来があるかって言われたらなんともだよね……。

ミキ:う〜ん。でも、まあ私が全部許容すれば。

カナ:うん、確かに。私だって遊んでる。彼も遊んでる。じゃあ、よくない? って話にすればOK(笑)。

■ダメと分かりつつも好きになることってあるよね

ユカリ:私は、恋愛間違えがちデザイナーの真知子ちゃんにすごい共感したな〜。前、気になっていた人と一緒に飲んでて、そのままの流れで家にあげちゃったの。でも、その人には4年付き合ってる彼女がいることがそこで判明した。

カナ:うっわ〜。家に来る前に言ってほしかったやつ。

ユカリ:そう。でも結局はどこかで彼女と別れて自分のところに来るんじゃないかって期待しちゃうんだよね。

ミキ:分かる、しちゃうよね。

カナ:ダメと分かりつつも好きになるっていう話だったら、鈴ちゃんにめっちゃ共感したかも。私は、彼女がいるって分かったうえでずっと一人の男性が好きで。彼女と別れないことなんて分かってるんだけど、一緒にいたらすごい楽しいし、かっこいいし……。絶対に私の気持ち知ってるのに、誘ってきたり、思わせぶりなことしてきたりするの!!!

ユカリ:それもう、ほぼ富くんじゃん!

カナ:そうだよ! だから鈴ちゃんの切ない気持ちは死ぬほど共感! ワンチャン今も彼と付き合いたいって思って会っちゃってるもん。

ミキ:沼ってるね〜。

■数少ない出会いのチャンスを逃すわけにはいかないのがアラサー世代

ユカリ:なんかさ、この歳になると妥協が当たり前になってこない? どこかで妥協しないと、そもそも出会いなんてないし。

ミキ:うん。例えばさ、出会いの場とかマッチングアプリで出会う人は嫌だって思ってた時もあったけど、もうそんなこと言ってられないなって感じ。

カナ:私この前、会社の飲み会の次の日に合コンの予定があって。隣に座った新卒の子に「明日、合コンだから今日はお酒飲み過ぎないようにするね」って言ったのよ。パンパンに浮腫んだ顔で合コンに行きたくないじゃん?

ミキ・ユカリ:うん。

カナ:そしたら、「合コンに来る男性なんてろくでもなくないですか? 女性もですよ」って言われて、なんか何も言えなくて……。とりえず酒飲んだよね(笑)。

ユカリ:そういう人は学生時代から長く付き合ってる相手がいるタイプの人だよ。

ミキ:あ〜文化が違う。言語も違うよ、絶対。

カナ:そうだよね! 数少ない出会いのチャンス、逃すわけにはいかないのよ。出会いの形なんて人それぞれだしね。

ユカリ:そうそう。もう最後のシーンなんてさ、共感どころじゃすまなかった……。スカッともするし、自分の中でもスッキリしたし、4人の女の子に一緒に混ざりたかったくらい(笑)。一つひとつの恋愛に完璧を求められないなって改めて思ったかも。

カナ:うん、そういうことなんだと思う。これからも自分なりの恋愛を楽しんでいこ(笑)。

ミキ:頑張っていこうね(笑)。

『もっと超越した所へ。』

それぞれパートナーに不満はありつつも、それなりに幸せな日々を過ごしていた真知子、美和、七瀬、鈴の4人。

それなりに幸せな日々を送っていた 4組のカップルに訪れた、別れの危機……。ただ幸せになりたいだけなのに、今度の恋愛も失敗なのか? それぞれの”本音”と“過去の秘密”が明らかになる時、物語は予想外の方向へと疾走していく――。

公開日:2022年10月14日
出演:前田敦子、菊池風磨、伊藤万理華、オカモトレイジ、黒川芽以、三浦貴大、趣里、千葉雄大
監督:山岸聖太
原作:月刊「根本宗子」第10号『もっと超越した所へ。』
脚本:根本宗子
音楽:王舟
主題歌:aiko「果てしない二人」(ポニーキャニオン)

©2022『もっと超越した所へ。』製作委員会

(マイナビウーマン編集部)