現役会社員が説く「働く女性の不安」に寄り添うビジネス書登場
主婦の友社は9月28日、小学館社員であり、日本テレビ系列『それって⁉ 実際どうなの課』で「できる女」として話題の下河辺さやこさんによる書籍『男尊社会を生きていく昇進不安な女子たちへ』を出版しました。
同書は、現役会社員の著者が働く女性のリアルをあぶりだし、実体験に基づく仕事哲学を鋭く、ときにユーモラスに説く、働く女性の不安に寄り添う画期的ビジネス書となります。
■そろそろ昇進を打診されるかも。管理職になったらどうしよう?
今年2022年に世界経済フォーラムが発表したジェンダーギャップ指数(各国の男女格差)は大きな衝撃となって日本を駆け巡りました。日本は146カ国中116位。中国、韓国、ASEAN諸国より低く、先進国の中で最下位でした。
女性管理職の割合は国際水準30〜40%台に対して、日本企業の女性の部長相当職は8.4%、課長相当職10.8%。また、男性の平均賃金水準を100.0としたときの女性の平均賃金水準は2020年で74.3%と大きな差があります。
そんな日本の現状を国際水準に近づけるために政府や各企業は女性管理職を増やさなくては、とやっきになっています。ところが多くの女性たちは、管理職の仕事に不安を感じたり、昇進にとまどいを感じているのが実情です。
「男社会の付き合いに混じれない」「出産のタイミングを逃がしそう」「夫がいい顔をしない」「子どもと過ごす時間が少なくなってしまう」「目指したい女性管理職がいない」etc.、その理由はさまざまです。
■ロールモデルがいない……後輩女性が描く「出世した女性像」はこんな感じ
■責任ある管理職と家庭との両立はムリなのでは?
管理職になったら会社や部下に迷惑をかけるわけにいかない。家庭が犠牲になるかも……。そう考える女性は少なくありません。結婚はまだしも、「出産・育児」となると管理職はキツイ……と。
特に肉体的リミットのある出産。いつ産むか? は女性にとって大問題なのです。このプロジェクトが終わったら……、など、ついつい先延ばしにしがちですが、卵子は待ってくれません。
子どもを産めば、今度は「お母さんは家事をして、子どもの面倒をみるのが普通」という世間の圧力との闘いが。その刷り込みは自分の中にもあって、旧態依然とした母親像に自分を当てはめ、母親として完璧でない自分を責めてしまうことが多々あるのです。
近頃、褒めそやされる「イクメン」にも要注意! 一見、妻が仕事をすることに理解があり、育児に協力的なパパのようで、実は女性の社会進出にまったく賛成していない夫の見分け方は必見です。
自身は28歳で妊娠し、一児の母に。離婚も経験。やはり離婚をして、教師の仕事を続けながら育ててくれた母親の背中を見て育ったことから、出産後も仕事を続けることに迷いはなかったと言います。
これから出産をするかもしれない女性たちへ、そして子育て真っ最中の女性たちへ向けての、先輩ワーママからの力強いエールはきっと勇気を与えてくれるはずです。
■仕事で迷ったとき、モヤモヤしたとき、失敗したとき、背中を押してくれる名言集も
同書には、著者による人気インスタグラムsayagorokuも収録。「そのとおり!」「あるある」と、現役会社員だからこそのリアルで共感満載のお仕事名言集に、日頃のモヤモヤがスーッと晴れていきますよ。
■書誌概要
『男尊社会を生きていく昇進不安な女子たちへ』
定価:1,760円
【Amazon】https://www.amazon.co.jp/dp/4074526476
【楽天ブックス】 https://books.rakuten.co.jp/rb/17262599/
※電子書籍あり
(エボル)