【難読】“かんける”じゃありません!「感ける」の正しい読み方

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本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?

社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。

今回考えるのは「感ける」の読み方です。

“かんける”じゃないの? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。

■「感ける」の読み方は?

感覚、共感と読むので、「感」は“かん”という読み方が一般的だと思います。

しかし、これに「ける」の送り仮名をつけて“かん(ける)”と読むのは、なんだか変な感じがしますよね。

気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“かまける”と読みます。

■「感ける」の意味と使い方

『デジタル大辞泉』によれば、「感ける」の意味は以下のように解説されています。

かま・ける【▽感ける】
[動カ下一][文]かま・く[カ下二]

1 あることに気を取られて、他のことをなおざりにする。「遊びに―・けて勉強がおろそかになる」

2 心を引かれる。感心する。共感する。
「はしきやし翁の歌におほほしき九 (ここの) の児らや―・けて居らむ」〈万・三七九四〉

一つの事だけに心をとらわれること、というニュアンスで使われる言葉です。

日常生活の中で「仕事に感けて〜」など、割と耳馴染みのある言葉ではありますよね。

■読めない漢字はきっとまだまだたくさん

あなたは「感ける」を正しく読むことはできましたか?

きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。なかなか漢字で見る機会はない言葉なので、意外な漢字を使っていると思った人もいるでしょう。

「感」は、もともと心が動くことを表す漢字です。そう考えると、感心や共感というニュアンスで使われるのも納得できます。漢字の意味合いまで考えると、言葉をより理解できますね!

(ななしまもえ)

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