独身社会人が思う有意義な「休日の過ごし方」は?

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ビズヒッツが運営するビジネス上の問題解決を考えるメディア「Biz Hits」は、社会人の独身男女497人を対象に「休みの日の過ごし方に関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。

「休日を有意義に過ごしたい」と思いつつ、ついダラダラして1日が終わってしまう社会人も多いのではないでしょうか。

「せっかくの休日なのに、何もできなかった」と後悔するのはツライですよね。さて、今回の「休みの日の過ごし方」アンケート調査は、どんな結果となったでしょうか。

■休みの日の過ごし方1位は「映画・テレビ・動画を観る」

社会人の独身男女497名に「休みの日の過ごし方」を聞いたところ、1位は「映画・テレビ・動画を観る(208人)」でした。2位「買い物に行く(131人)」、3位「家事をこなす(113人)」、4位「身体を動かす(77人)」、5位「ゲームする(66人)」と続きます。

「録りためたドラマや動画配信サイトを観ている」「家事」「ゲーム」など、どちらかというとインドアで過ごしている人が多い印象です。社会人では仕事の疲れもあるので「家でゆっくり過ごしたい」と考えるのかもしれませんね。

◇<1位 映画・テレビ・動画を観る>

・録りためたドラマやバラエティ番組を観る(27歳 女性)
・動画配信サイトで映画やドラマを観る(38歳 女性)

「録画しておいたテレビ番組」「動画配信サイト」「YouTube」など、観ているコンテンツはさまざま。無料やリーズナブルな料金でコンテンツが楽しめるので、休日の楽しみとして活用している人も多いようです。

◇<2位 買い物に行く>

・ショッピングモールなどで買い物してます(25歳 女性)
・1週間分の買い物をするため、スーパーを2軒ほど回ります(46歳 女性)

ネットショッピングやネットスーパーもありますが、実際に外出して買い物すると気分転換になりそうですよね。「こんな商品があるんだ」「こんなファッションが流行っているんだ」と、刺激を受けることもあるでしょう。

「休日に1週間分の食料や日用品をまとめ買いしている」という人もいました。

◇<3位 家事をこなす>

・仕事の日にはできなかった部屋の片づけや洗濯をしています(20歳 女性)
・掃除・洗濯などの家事をしたり、平日に食べるための「つくりおき」を作ったりします(42歳 男性)

仕事をしていると「平日やシフトが入っている日には、なかなか部屋を掃除できない」という人もいますよね。

そのため「たまった家事」「時間のかかる家事」を休日にまとめて片づける人も多くなっています。平日の家事をラクにするため、休日に「つくりおき」を作っているという人も複数いました。

◇<4位 身体を動かす>

・ゴルフの打ちっぱなしに行く(24歳 女性)
・散歩などで体を動かしています。公園に立ち寄れば、少し筋トレもします(34歳 男性)
・近所のスポーツジムで運動して過ごす(43歳 女性)

「ヨガ」「水泳」「サッカー」「ジム」「ウォーキング」「ゴルフ」など、多くのスポーツやエクササイズが寄せられました。体を動かすことで運動不足やストレスの解消をしている人が多いのかもしれません。

◇<5位 ゲームする>

・会社の同僚とゲームして遊ぶ(28歳 男性)
・基本はスマホでゲーム。複数のアプリをハシゴして、スタミナを使い切ったり飽きたりするまで続ける(35歳 男性)

スキマ時間ではプレイしにくいゲームを、休日にたっぷり楽しむ人も多いのだと考えられます。

ひとりではなく、オンラインで仲間とつながってプレイしている人もいました。ゲームにはインドアな印象があるものの、GPSゲームなどは外出が必要なので運動不足の解消にもなりそうです。

◇<6位 本・漫画を読む>

・1日中読書をして過ごしています(21歳 女性)
・家でのんびり読書(40歳 男性)
・図書館で本を借り、家で読む(48歳 女性)

「本や漫画が好き」という人もいれば、「勉強のために読む」という人もいるでしょう。いずれにしても休日は時間をとりやすいので、ゆっくり読書するのに適していますね。

また図書館や本屋さんに行けば「知らなかったけど良さそうな本」を見つけられる可能性があり、外出のきっかけにもなりますよ。

◇<7位 ゆっくり寝る>

・寝たいだけ寝る(25歳 女性)
・疲れて寝ていることがほとんど(33歳 女性)

休日は仕事の疲れをしっかり癒やす時間でもあります。そのため「しっかり睡眠をとる」「心ゆくまで寝る」という人も多くなりました。

ただ「休日に寝てばかりだと損した気分になる」「寝すぎて睡眠リズムが崩れ、身体がだるくなる」という人も。「長く寝すぎない」「睡眠の質を高める」などの工夫も必要かもしれません。

■休みの日を一緒に過ごす相手ランキング

「休日を一緒に過ごす相手」を聞いたところ、「自分ひとり(343人)」と回答した人がダントツで多い結果に。2位「恋人(87人)」、3位「友人(66人)」と続きます。

◇<1位 自分ひとり>

・恋人は休みが合わず、友人は子持ちや既婚が多いため誘いにくい(29歳 女性)
・誰かに気を遣うことなく自由に過ごせるから(33歳 男性)
・知り合いと連絡してまで会うのがめんどくさい(42歳 女性)

ひとりが好きで積極的にひとりで過ごす休日を選んでいる人もいれば、「誰かと過ごしたい気持ちはあるけれど、都合が合わない」という人も。

もし遠方に住んでいて直接会うのが難しい友人なら、オンラインでおしゃべりするのもおすすめ。場所にとらわれないので、数人での同窓会もやりやすいですよ。

◇<2位 恋人>

・恋人と過ごすのが心地よいため(26歳 男性)
・同棲しており休みの日も同じなので、休日は2人で遊ぶと決めている(34歳 女性)
・彼氏と会えるのが土日しかないため(40歳 女性)

「恋人と過ごすと癒やされる」「会いたい」など、恋人への思いが伝わる回答も多く寄せられました。休日しか恋人とゆっくり過ごせない人は、やはり休日は恋人と過ごしたくなるのではないでしょうか。

また「同棲しているため、一緒に過ごすことが多い」という回答も目立ちました。

◇<3位 友人>

・休みの日にしか長く会えないから(25歳 女性)
・一番会いたい人だからです。会って話をすると落ち着きます(30歳 女性)
・ひとりだと寂しい。つまらない(35歳 男性)

「ひとりより誰かといるほうが楽しい」「気の合う友人と過ごすのは気楽」という意見が目立ちました。

「一緒にサッカーする」「ランニング仲間と過ごす」など、スポーツを通じて友人関係を構築している人も。共通の趣味など、会うこと以外になにか目的があると、お互い誘いやすいのかもしれません。

◇<4位 家族>

・家族の時間をなるべく大切にしたいから(28歳 女性)
・実家暮らしで親が車を所有していないため、休日に私が車を運転して、用事や買い物に行くことが多い(31歳 女性)
・両親が高齢で少し健康状態に不安もあるので、長時間目を離せないため(50歳 男性)

「同居しているから必然的に」「親が高齢で面倒をみなくてはいけないから」という意見があった一方、「家族と一番気が合うから」という人も。家族という一番身近な存在に対し、「気があう」「一緒にいたい」と自然に思えるのはすてきですね。

また親の体力は衰えていきますし、子どももいつか巣立っていきますので、「家族と楽しく過ごせる今を大切にしたい」と考える人も多いようです。

◇<5位 ペット>

・仕事の疲れを猫に癒やしてもらいたいから(20歳 女性)
・恋人がおらず、周りの友達は忙しく休みが合わない(36歳 女性)

ペットを飼っている人は、ペットのかわいい姿を見ているだけでも癒やされるのではないでしょうか。「恋人がいない」「友人や家族と会えない」といった寂しさも紛らわせてくれそうですね。

仕事の日にペットを十分運動させてあげられない人は、休日にペットをつれて散歩やドッグランにいくこともあるでしょう。

■後悔してしまう休日の過ごし方1位は「寝すぎる」

「後悔してしまう休日の過ごし方」を聞いたところ、1位は「寝すぎる(253人)」でした。2位「動画・テレビばかり観ている(59人)」、3位「ダラダラ過ごす(51人)」、4位「ネット・スマホばかり見ている(44人)」と続きます。

全体的に「1日インドアで過ごしてしまうと後悔する」という人が多くなりました。「本当は外でアクティブに過ごしたほうがいいのにな」と思っている人が多いことの表れだと考えられます。

また「YouTubeばかり見ている」「SNSばかり見ている」など、とくに目的もなく1つのことを続けてしまい後悔する人も。無意識に「スマホ」「ネット」「SNS」に依存したり、離れにくくなったりしている人が多いのでしょう。

■まとめ

独身社会人497名にアンケートを実施したところ、休日はひとりインドアで過ごす人が多いと分かりました。

そのため過ごし方としては「動画・テレビ・映画」「ゲーム」など、ひとりでも楽しめるものが多くランクインしています。今は自宅にいながら無料・低料金で楽しめるコンテンツが豊富なので、ひとりでも過ごし方には困りませんよね。

一方で「休日にスマホや動画ばかり見ていると後悔する」という人も多数。目的なくスマホばかり見ていると、時間を無駄にしたような気になってしまうからです。

「今はスマホばかり見ているから、休日の過ごし方を変えたいな」という人は、近所の散歩や友人への連絡など、簡単なことから始めてみてはいかがでしょうか。

■調査概要

調査対象:社会人の独身男女
調査期間:2022年8月22日〜24日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:497人(女性302人/男性195人)
回答者の年代:10代 0.8%/20代 35.6%/30代 37.1%/40代 18.5%/50代 6.8%/60代以上 1.2%

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