愛するパートナーに浮気をされたらショックですよね……。たとえ浮気をされても、別れるのかどうかは単純な話ではなく、人によって変わってくるものです。
非モテさんは大好きなパートナーに浮気をされたら、怒り狂って別れてしまい、後で未練を抱きがちです。

浮気をされたら、別れるのか、別れないのか、あなたならどうしますか?

浮気癖はなかなか治らないと言いますが……。

別れるかどうかの決め手となるのは何か

パートナーに裏切られたときに、別れるのかどうか、決断の決め手となるのは何でしょうか。主に、下記の2つがポイントになるでしょう。

(1)その浮気行為を、どれだけ悪いことだと思っているのか
(2)「今後も一緒に生きていきたい」と思っているのか

1つずつ、説明していきます。

(1)その浮気行為を、どれだけ悪いことだと思っているのか

浮気を「とても悪いもの」と思っている人もいれば、「大したことではない」と思っている人もいます。それによって、許せるかどうかも変わってくるものです。
浮気といっても、色々なパターンがあります。単なる「遊び相手とワンナイトラブ」なのか、「特定の相手と1年以上関係を続けているのか」では、随分違います。また人によっては、手をつないだだけでも浮気だと思う人もいれば、キスまでは許せる範囲だと思う人もいます。
つまり、どんな浮気なのか(相手との関係、期間など)が重要となるのです。

例えば、アラサーのAさんは、3年以上付き合っている彼が地方に転勤になり、1年ほど遠距離恋愛をしていました。ある日、彼の住むマンションに行くと、女性の長い髪が落ちていたそうです。問い詰めると、同僚と行ったキャバクラの女性と一夜限りの関係を持ったとのこと。でも、「もう二度としない」と土下座をして謝られたそうです。
Aさんはショックだったものの、やはり彼のことを好きだったから、許したそうです。

もし、浮気が遊び相手とではなく、さらに遠距離恋愛でなかったら、Aさんは許したかどうかは分かりません。彼女自身、浮気されたことに対して、「彼も寂しかったんだ。だから、遊んでしまったんだ」という“言い訳”があることで許せたところがあるようです。時として、許す側にとっても、“言い訳”は必要なことがあるんですよね。

遊び相手との浮気でも別れることもある

では、「遊び相手との浮気」であるなら、許せるものでしょうか?そうとも言えません。人によっては、許せない人もいます。

例えば、30代のBさんは、夫とは仲良しで、彼のことを信じていました。でも、あるときテーブルにあった夫のスマホを見てしまったことで、彼が水商売の女性と定期的に会い、浮気していることを知りました。
夫にとっては遊びの相手に過ぎず、色々と嘘をついているようでした。逆に女性のほうは夫に本気で、離婚してくれるものだと信じ、子供を作るのを望んでいたようです。
単に裏切られたことだけでなく、女性に対してそんな非情なことができる夫に対して、人として許せない気持ちになり、離婚したそうです。

このように、「パートナーの人間性に対する不信感」から許せないパターンもあるもの。「自分は本命だからいい」というわけではなく、「自分以外の人に対してでも、非情なことをするのは許せない」こともあるのです。

浮気された側の性格や人生観も関係する

さらに、パートナーの浮気行為をどれだけ悪いと思うかは、“浮気された側の性格や人生観”にもよります。
例えば、20代のCさんは、幼い頃に父親が女性を作って家出してしまったことがあり、今の恋人といつか幸せな家庭を作りたいと思っていました。
彼女にとって彼は心の支えであり、一心同体の気持ちでいました。だから、彼の浮気を知った時は、自分の体まで汚されたような気がして、気持ち悪くなり、もう彼とは付き合い続けることができなくなってしまったそうです。

パートナーと気持ち的に同化していて、相手を“自分のもの”だと思っている場合は、浮気されると、ひどく心が傷つくものです。
さらに、幼い頃に自分の親が不倫をした経験があるなど、“なにかしら浮気に対してトラウマがある人”は、単に「パートナーの浮気を許せるかどうか」だけでなく、「過去の苦い思い出まで許せるのかどうか」につながってきます。しかも、自分の辛い経験をパートナーが知っているにもかかわらず浮気をした場合は、違う意味で許せないものでしょう。

つまり、許せるかどうかは、自分とパートナーの関係性(依存度、信頼度)や、浮気された側の性格や人生観でも大きく関わってくるのです。

ここまで、「(1)その浮気行為を、どれだけ悪いことだと思っているのか」について紹介しました。これは、単純な話ではなく、どんな浮気なのか(浮気相手との関係、期間など)など、さまざまな要因によって変わってくるものなのなんですよね。

もう1つの決断の決め手である「(2)『今後も一緒に生きていきたい』と思っているのか」については、後半で紹介します。〜その2〜に続きます。