もっと上手に!『太眉』の描き方の極意をプロのヘアメイクさんが解説


「眉毛」の形というのは細眉が流行ったり、無いのが良かったりと,時代や世代を感じさせる重要なポイント。そしてここ数年、流行を見せているのが「太眉」。「もう太眉でメイクやってます!」人も、「これからトライしたい!」人も多いのではないでしょうか? でも、ある化粧品メーカーの調査によると、メイクに自信が持てないパーツ1位はダントツで「眉」!

実際プロのヘアメイクさんたちに話を聞くと、街には「太すぎて似合ってないよ〜!」という女子をよく見かけるし、友達からは「眉の描き方」をよく質問されるとのこと。「ただ太く描いたらオシャレ!」という訳じゃないのかも!?

そこで、どうやって自分に合った「太眉」を描いたらいいのかを、雑誌や広告、そして某人気タレントさんの専属アーティストとしても活躍するヘアメイクアーティスト・岩下倫之さんに解説してもらいました。

model:Hiromi Okazaki

撮影協力:Alfalan



【POINT 1】まずは自分に似合うカタチを見つけよう

さて、あなたはどういう風に見られたいですか?

・眉尻をキリッとさせればクールな印象

・眉全体に丸みをつけるとフェミニンな印象

・垂れ眉にすると優しげな印象

などなど、色んな表情を付けられるのですが、まずは基本中の基本「ストレート眉」で今回は解説したいと思います。

まずは比較材料として、標準的な太さの「ストレート眉」を描いてみます。
(使用アイテム:RMK アイブロウペンシル N



こちらが標準的な太さの「ストレート眉」。



では、これから「太眉」の描き方をレクチャーしていきます。

 

【POINT 2】目と眉毛の距離をできるだけ近づけよう

自分の眉をどうやって太眉にするか…

簡単に言うと「いつも描いていた位置より、気持ち下に太く描くこと」です。
上の方に太く描いてしまうと、顔のポイントが上にずれ、顔が伸びて見えがち。

それと、日本人の顔立ちの傾向として、まぶたがふっくらしてる人が大半、目と眉毛に距離があります。
たぶんみなさん「ハーフ顔」に憧れがあると思いますが、逆に「ハーフ顔」の人の目元は、ホリが深く、目と眉毛の距離が近い。
だからこそ、気持〜ち下に描く事で「ハーフ顔」の目元に近づけるんです。

ということで、普段使っているアイブローペンシルで、
いつもより気持ち下の部分にしっかりと眉の「芯」となる部分を描きます。
(使用アイテム:RMK アイブロウペンシル N





はい、描き上がりました!



でもこれだと単に「眉毛フサフサの濃い人」に見えちゃいますよね!?

 

【POINT 3】「濃い」と「太い」は違うんです!

いつもより「濃く」描けたならインパクトが出てきます。
これをナチュラルに眉を仕上げるために、まずは眉毛の色を「ぼかし」てしまいましょう!

そこで「綿棒」を使って、アイブローペンシルの色を取って「ぼかし」ます。



 



太く描いた眉も、「ぼかし」をしたことで、だいぶ目元に馴染んで来たと感じませんか?


【POINT 4】仕上げのポイントは「淡く」

さらにここが仕上げの最重要ポイント。
登場するのが「眉マスカラ」。

基本的に眉は髪の毛の色くらいまで明るくしても似合います。
黒髪の人なら濃いめのグレーがおすすめ♪

付け過ぎに注意して、細かく色を乗せて行きます。
(使用アイテム:マキアージュ カラーブローワックス)





さあ、仕上がりました。


いかがでしょうか?

とても、自然な太眉が仕上がったと思います。

 

>>>「自分に合った『太眉』の描き方」まとめ

最後に、それぞれの過程を時系列写真で比較してみましょう。

まずは眉のクローズアップ。
(写真左から、太く描いただけ▶︎太く描いて「綿棒」でぼかした眉▶︎「眉マスカラ」で色を淡くした眉です)


次に、フィニッシュの写真の時系列比較です。
(写真左から、普通眉▶︎太く描いただけ▶︎太く描いて「綿棒」でぼかした眉▶︎「眉マスカラ」で色を淡くした眉です)


簡単にまとめると、

(1)いつもより気持ち下側にベースとなる「眉の芯」をアイブロウペンシルで描く
  ▶︎今回の使用アイテム:RMK アイブロウペンシル N(芯が楕円形になっていて、線の太さや濃淡を自由自在にコントロールできる)

(2)描いた眉の「芯」を、綿棒を使って「ぼかし」ていく

(3)ぼかした眉色がさらに「淡く」なるように、髪より明るめの色の眉マスカラで細かく色を乗せる
  ▶︎今回の使用アイテム:マキアージュ カラーブローワックス(色のノリ、色持ち、コスパ、全て◎!のマストアイテム)

ということです。



ぜひみなさんも早速、一歩先をいくトレンドの『太眉』にチャレンジしてみてくださいね!!

 

解説:Tomoyuki Iwashita http://iwashitatomoyuki.com/