緊張をすると、まばたきの回数が多くなる心理「平常時:男性 20回 女性 15回」

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人と会話している最中には、目に注目することも多いもの。もし、相手が自分との会話中にぱちぱちとまばたきをし始めたら……「いったい、どんな心理なんだろう?」と不思議に思う方も多いのではないでしょうか。まばたきが増えるときの心理とは、どんなもの?

 相手の心理を分析して、会話を有利に進めましょう!

■通常のまばたき回数

平常時の人間のまばたき回数は、成人男性で1分間におよそ20回。成人女性では、15回程度です。およそ3〜4秒に一度というのが平均です。もちろん、まばたきの回数には個人差があります。また、考えながら話をしているような場面では、自然とまばたきの回数も増える傾向にあります。

しかしそれでも、1分間におよそ30〜40回程度です。これ以上、まばたきをしていると、「おや?」と違和感を持つ方も多いはず。会話中には、目に注目することも多いので、比較的分かりやすい「相手の変化」だと言えそうですね。

■緊張度を示す指標

この「まばたきの多さ」が表しているのは、相手の緊張度です。まばたきの回数は、脳内伝達物質であるドーパミンの影響を受けており、多ければ多いほど、相手が緊張していることを示していると言われています。上記の通常まばたき回数よりも、はるかに多いまばたきをしている相手は、極度の緊張状態にあると言えるでしょう。

特に注目すべきは「会話中のまばたきの回数」です。会話をしていないとき、人は、自分の緊張状態を相手に悟られないように、まばたきの回数を意識して、コントロールすることが可能です。しかし、会話中にはこうしたコントロールが効かないことも多いもの。

相手の素直な心理状態を探ることができるのです。

■好意の表れ? それとも……

では、相手はなぜ緊張しているのでしょうか。これは、二通りに考えることが出来ます。

まず一つ目は、「自分への好意のあまりに緊張している」というパターンです、誰でも、好きな人と二人きりで会話をする、というシチュエーションでは、緊張してしまうもの。「失敗しないように……」と気を張っているわけですね。

このタイプを見極めるためには、「二人きりで話すときのまばたき回数」と「大勢で話すときのまばたき回数」を比較するのがおすすめです。大勢の中で、好きな相手の話を聞くときには、その話に集中しようと、まばたき回数が減少する人が多いのです。

「みんなといるときは、まばたき少な目、二人きりのときはまばたき多め」のケースでは、相手に好意を持たれている可能性が高いと言えそうです。

もう一つは、相手の心の中にやましいことがあるからこそ、緊張しているというパターンです。この場合、相手の口調にも注目してみましょう。人は、自分の話す内容に対して不安を抱えていると、早口になる傾向があります。

まばたき回数と、話すスピードで、相手の隠し事を察することができるかも?

いかがでしたか? 「目は口ほどに物を語る」とも言われますが、それはまばたきの回数にも表れてしまうようです。急に相手がぱちぱちし始めたら、相手の心の中には、自分への特定の気持ちが隠れていると言えそうですね。

思い当たることがないか、分析してみては?