26歳になるエイタロウは代々芸者の家系に産まれ、彼の母も祖母も皆芸者として伝統芸を受け継いできた。



<Huffington Post>が初めてエイタロウの存在を知ったのは<Daily Mail>の記事であった。6人の芸者が在籍する芸者小屋の家長を務める彼は、ガンで亡くなった母の後を継ぎその道を極めようとするうちに、芸の技術も知名度も日本一となっていたのだ。

オフの日:素顔のエイタロウ
男性の芸者は女性よりも実は歴史が古いのだが、大戦以降その知名度や人気は徐々に衰退していった。現在芸者の横で太鼓を叩く男性はいても実際に芸者を務めるのはエイタロウだけなのである。現代にその伝統を甦らせ、より広く伝えてゆきたいと考えていた彼の母の意志を受け継ぎ、今日もエイタロウは化粧をし、舞躍るのである。