2003年のアドベンチャー・アクション『マスター・アンド・コマンダー』では艦長を演じたこともあり、すっかり海になじんでいたであろうラッセル・クロウ。

と思ったら、そうでもなかったようだ。

救出されたラッセル(中央)と米沿岸警備隊のロバート・スヴィエツキさん(左)、トーマス・ワトソンさん
<Huffington Post>によると、カヤックに興じていたラッセルは方向を見失い、米沿岸警備隊に救助されたという。

ラッセルはニューヨーク州ロングアイランド沖に友人といたのだが、夜が更けるにつれ自分たちが立ち往生したことに気付いたとか。幸運なことに、彼らが助けを求める声を沿岸警備隊が耳にし、無事にビーチへと誘導されたそうだ。

米沿岸警備隊のロバート・スヴィエツキさんは救助の最中、助けを求める人物がラッセルだとは気付かなかったと話している。また警備隊としては、彼らが"ちょっとだけ方向を見失った"ので、"(救助ではなく)手を貸しただけ"だとしている。

無事生還したラッセルはその後、ツイッターで警備隊への感謝を述べるとともに、「方向を見失ったわけではない。自分たちがどこにいるかはわかっていた。CSH(コールド・スプリング・ハーバー、ロングアイランド西部の港町)に向けて漕いでいたら、すっかり暗くなってしまったんだ」と情報を"訂正"している。さらに友人に向けてか、「すごいアドベンチャーだったよな」とも...。彼によると、戻るのには4時間半ほどかかったという。

ラッセルは現在、ノアの方舟をテーマにした新作映画『ノア/Noah』の撮影でロングアイランドに滞在している。