私、清葉アキ子は現在44歳、絶賛婚活中。見た目はキレイなお姉さん系、都内出身、四年制大学を卒業後、編集兼ライターの仕事をしています。38歳から始めた婚活で体験したこと、わかってきたことを堅実女子の皆さんにお伝えできればと思い、ここで紹介します。婚活は、まさしくサバイバルなのです……。

これまでのサバイバルマップはコチラ

小悪魔女子に“キュン”とくる男性

男性の仕事仲間や男友だちなどを中心に、男性目線での恋愛や結婚に関する話を聞くようにしている。ここ1年で、結婚したいと思っているか思っていないかはさておき、独身から既婚者までの40代男性、およそ30名の男性に話を聞いた。

多くの男性の場合、女性に対して「いいな!」と思うのは一瞬の“なにか”のようで……。それは必ずしも第一印象というわけではなく、ふと漏らした言葉や、なにげない行動ということもある様子。そのときの“なにか”が彼らのハートをわしづかみしたときこそ、“キュン”であり、「この子、いいな!」と思い始める瞬間なのだ。

では、“なにか”は、具体的にどんな?

ある40代半ばの福祉系の最近のキュンの話。「飲み会の席で少し酔いが回ってくると、可愛い感じで軽く絡んでくる子がいるんだけど、その子に『〇〇さん!私がついだお酒、まだ残ってますよ!』なんてすねたような口調で言われたりすると、キュンとくるんだよね」と、彼。女性陣からすると、「おいおい!その女に騙されてるぞ」って思うくらい、わかりやすい媚系小悪魔女子の典型的行動なのだが、彼をはじめ、多くの男性がこの策略にあほなくらいハマって“キュン”となっている。典型的テクとはいえ、そんな急に小悪魔女子にはなれない……という私を含めた女性陣に、男性陣が“キュン”獲得の方法を伝授してくれた。

ポイントは、いつもより少し甘ったるい口調&ワントーン高い声質は絶対!語尾はもちろん上げぎみ!!そこに軽いボディータッチをしたり近くにすり寄ってきたりしながら、話しかける、という王道テクを投入すること。そして、ほんのちょっとだけ強め口調とか、ほんのちょっとだけ上から目線とか、ほんのちょっとのわがままとか、を相手の目をじっと見つめながら言ってみて!このセットなら、「からんでいる」とか「面倒くさい」と思われず、むしろ「酔って本性を俺にだけ見せてくれた!」という勘違いを男性陣に起こさせてしまうこと請け合い。ただし、女性陣に嫌われるリスクはあるのでご注意を(笑)!

「年齢問わず、妹キャラのような感じがするんで、知らず知らずのうちに心つかまれてしまうんですよね」と男性陣。本当はそこまで酔っていないとか、わざとだな……とわかっていても、なんか騙されたくなって、あえて自らその罠にかかりに行ってしまうのだとか! 

つまり、結局はギャップ萌えってわけ。酔ってていつもと違う!?って思わせる必要があるってわけ。だから、いつもどおりの声質やトーン、口調で話してしまうと、単なる“酒グセ悪い女”になっちゃうのでご注意を!

がんばってる女性に“キュン”

“キュン”は、可愛さだけ反応するわけではない。「がんばっている女性にキュンとくる!」という男性も少なくない。ある意味、リスペクトに近い“キュン”だ。40代前半のIT関連企業に勤める男性いわく。「看護師、介護士、消防士、医師など、他人のためにがんばっている女性たちは、本当に尊敬!仕事はもちろんだけど、なにかに対して一生懸命がんばっている姿って、素敵だな〜って思う」。

女性の言う“女磨き”って、実は男性にとってはどうでもいいことが多いというのはよく言われること。そこに気合入れて取り組むより、男性目線でもわかりやすい“仕事”でがんばるほうがよさそう。なにかに対してがんばっている姿は、信念の強さや真摯さも醸し出すのだろう。女の強さがハンサム美女の印象へと導くに違いない。もしかすると……だが、その一生懸命さは、男性陣に「自分にも一生懸命尽くしてくれるのではないか?」という淡い期待も持たせ、“いい女”としての価値をプラスしてくれるような気もする。

仕事をがんばる!ただそれだけだが、注意点がひとつ!仕事に一生懸命になりすぎてなりふり構わなくなってはダメ!!女性らしさを失うほどになると、単なる“イタい仕事人間”になってしまうとのこと。見た目にこだわらないとか、部下にキツく怒鳴り散らすとか、プライベートを捨て仕事ばかりになっているとかでは、女性としての魅力は皆無! 

「同僚の女性でかなり美人で仕事ができる方がいるのだけれど、仲間としても人間としても尊敬もするけれど、服装とか髪型とかメイクにまったく興味がないらしく……それでは“キュン”は生まれないんだよね。女性という認識、正直持たなくなってきてるもん」とある40代半ばの広告代理店勤務の男性もつぶやいていた。

実際に仕事ができるかどうかはどうでもよく、要は、取り組む姿勢の問題。あくまでも“女性として素敵でありながら、(仕事を)こんなにもがんばっている”という印象を与えるレベルを目指すべき!

仕事をがんばっている女性にも“キュン”となる男性がいる一方で、仕事に夢中になりすぎると恋愛活動がおろそかになってしまうこともあるのでご注意を!

 男性の“キュン❤”を引き出す、あと2つの“なにか”とは!?〜その2〜に続きます。