恋愛研究家の六波羅ナオトです。

ある意味、女性や母性の象徴とも言えるバスト。豊満なバストは、男性だけでなく女性自身からも憧れの存在と言えます。一昔前は、グラビアアイドルを中心とした「巨乳」ブームが一世を風靡しました。見るからに大きいバストを揺らした女性がメディアや芸能界を席巻し、青天井に高騰する女性のカップ数を、「ABCDEFG……」と指を折りながら数えるなんていう光景も見られました。

しかし、そんな過熱ぶりも今となっては過去の話となり、あまり「巨乳巨乳」言う人を見かけなくなりました。ただ、これは決して巨乳の需要がなくなったワケではなく、巨乳好きを「公言するのが恥ずかしい」とか「セクハラになってしまう」という懸念から、世の巨乳好きは地下に潜ったといったほうが正しいかもしれません。

とかく重い話をテーマにしがちの本連載において、今回は少し趣向を変えて、そんな「巨乳神話」とも取れる下世話な話をベースにして、いまだからこそ巨乳について語ってみたいと思います。どうか気を悪くせず、ライトな気持ちで読んで頂けると幸いです。

では何カップからが巨乳なのか?

今さらそんなことを明確にすることに意味があるのか?という意見もあると思います。実は筆者も巨乳の定義なんて不要だと思う1人です。しかし、「胸の大きい女性が好きだ」と公言する男性の中には、明確に「●カップ以上が巨乳」とカップ数を基準にする人がいるのも事実。人によっては「Fカップ」や「Gカップ」などと個人差はあれど、大きめのカップ数を提示してくる傾向にあります。

巨乳のカップ数は男女で異なる

では、具体的に何カップ以上から巨乳なのかについてですが、男性と女性で少し意見が違うようです。筆者の周囲で、巨乳好きを公言する男性の意見をまとめてみると、おおよそ「Eカップ以上」と答える人が多く、FやGなら文句ナシとのことでした。この根拠としては、「元カノが巨乳でFカップだった」といった実体験に基づくものではなく、どうやら巨乳をウリにしているグラビアアイドルや、セクシービデオ女優のバストサイズが基準になっている模様。「あぁコレくらい大きければ巨乳と言えるな」と、パソコンの画面や雑誌面から憶測しているそうで、男性諸君が言う「巨乳は●カップ以上」というのは、信憑性も説得力も薄いことが裏付けられてしまいましたね。

一方、女性が思う「巨乳」ですが「Fカップ」と答える人が多く、この理由としては、Fカップ以上になると下着の選択肢が極端に減ってしまうことから、大きな敷居があるとのこと。男性には解らない悩みどころですが、切実な理由として頷けるところです。かつて「寄せて上げる」ブラが人気を博したように、女性たちの間ではほんの少しだけ胸を大きく見せたいという気持ちも少なからずあるようです。大きすぎず、小さすぎずが女性にとってはベストなのかもしれません。

☆☆☆

さて、巨乳の話で進行している今回の恋愛メソッド。後編では、男性が巨乳を好む理由や大きさだけが全てじゃないと熱弁する男性の話など、女性のバストにまつわる話を男性目線でなるべくセクハラにならないタッチで語れればと思います。「くだらない」と一蹴せず、もう少しお付き合い頂きたいところです。

「おっぱいが大きいことは、女子にとっては大きな武器。女でも巨乳の女性が谷間をあらわにしていると、ついまじまじと見てしまう」と語る女子もいた。

「やっぱり男は巨乳が好きなんでしょ?」……いえいえ、いろんな意見があるんですよ。〜その2〜に続きます。