「自分へのご褒美」「ストレス解消」「自己投資」……私たちがショッピングをする理由はさまざまですが、限度を超えると、買い物依存から借金生活に陥ってしまう危険も。

本日23時45分から放送の「Wの悲喜劇〜日本一過激なオンナのニュース〜」(AbemaTV)では、買い物依存のほか、ママ友との付き合い、奨学金返済など、いろいろな理由から債務を抱えてしまった「借金女子」のみなさんを集めて、そのリアルに迫りました。

仕事をバリバリがんばって稼いでいるウートピ読者にとっても「借金」は無縁ではありません。「むしろ、そこそこ年収がある女性こそ危ない」と警告を鳴らすのは、番組にも出演したファイナンシャル・カウンセラーの西村優里(にしむら・ゆうり)さん。

コメンテーターとして共演したウートピ編集長の鈴木円香が聞きました。

ファイナンシャル・カウンセラーの西村優里さん

「運命の出会い!」が危ない

--「借金」というと、平均年収以下のいわゆる「貧困女子」の問題と片づけてしまいがちですが、むしろ平均年収以上の「そこそこ稼いでいる女性」の問題としても最近クローズアップされているようです。

西村優里さん(以下、西村):そうですね。その所得層の女性は仕事でストレスを感じてますし、自由になる金額も大きいので、ついつい使いすぎてしまう人はいますね。また仕事の能力に自信もあるので、「今後、収入は増え続ける」という期待感もあって、身の丈より大きな買い物をしがちです。

--それはあるかもしれないですね。大変な仕事をやりとげたから「自分へのご褒美」ということで、高額な買い物をしてしまう女性は多いです。

西村:買い物依存に陥りやすい女性がよく口にする、言い訳があるんです。それは「人生一度きりだから」「運命の出会いだから」「自分へのご褒美」。これを手に入れたら、「ときめく」「明日からまたがんばれる」「理想の自分になれる」……こういう発想は危険ですね。

--フツーに口にしがちなフレーズばかりですね。

西村:買い物依存は、本当に自覚するのが難しいんです。また本人が薄々気づいていても、心のどこかに罪悪感があるので、ウソをついて隠してしまいます。買ったこと自体を隠していたり、「そんなに買って大丈夫?」と聞かれても、「うん、お給料が増えたから大丈夫」みたいにウソをついたりしちゃう。結果、身近な人もなかなか気づけなかったりします。

買い物依存のチェックリスト

--まずは自覚するところから、なんですね。

西村:私が普段カウンセリングで使っている買い物依存のチェックリストを用意しましたので、一度やってみてください。

【ショピング依存のチェックリスト】
【1】買い物をすると気分がすっきりして、嫌なことを忘れられる
【2】商品のすべての種類・タイプをそろえたいという欲求にかられる
【3】お店の人にチヤホヤされると、特別あつかいされているようで、いい気分になって買ってしまう
【4】お金の手持ちがなくても、カードや借金してまで買ってしまう
【5】どんどん高額なものを買いたくなる
【6】買い物をやめようとすると、イライラする
【7】買ったものを捨てられず、片づけられず、部屋や家の中が買ったもので溢れている
【8】買い物したいがために、家族や友人にうそをつく
【9】買い物をした後に、罪悪感、不安感を覚える
【10】買ったもので普段使っていないと感じるものがたくさんある
(出処:医療法人祐和会 大石クリニック「買い物依存症チェック」)

--番組内でも登場するチェックリストですね。このうちどのくらい当てはまると危ないんですか?

西村:1つでも当てはまるものがあると黄色信号です。特に危険で「末期症状」と思ったほうがいいのが、【10】ですね。買い物依存の人は、「買う」ことにしか興味がないので、買ったものを包装も解かずに家に溜め込んでいる場合がほとんどです。

貴女のストレス発散の傾向は?

--買い物依存に陥りやすい人には、共通点があったりするんですか?

西村:そうですね、一概には言えませんが、孤独感や劣等感を抱えている人は、それをモノを買うことで埋めようとする傾向はありますね。あとは「ストレス発散はひとりでやりたい」というタイプも、買い物依存になりやすいです。

--どういうことですか?

西村:何かストレスを感じた時に、友達に「飲みに行こうよ!」と声をかけてタラレバトークを繰り広げるなど、誰かと一緒に発散するタイプは、買い物依存になりにくいんです。逆に、「人といると疲れる」「ひとりが落ち着く」というタイプは、自分ひとりでできるショッピングという行為にハマりがちです。

--なるほど。西村さんご自身も過去に孤独感や劣等感からショッピングに走り、借金生活に陥った過去があると、番組内で明かされていましたね。次回は西村さんご自身の経験について聞かせてください。本日はありがとうございました。

ちゃんと稼いでいても、買い物依存から借金地獄に陥る危険性も……。その真実については、本日23時45分から放送の「Wの悲喜劇〜日本一過激なオンナのニュース〜」をご覧ください。MCのSHELLYさん他、ウートピ編集長の鈴木円香もコメンテーターとして参加して、「借金女子」のリアルに迫ります。

(ウートピ編集長・鈴木円香)

■番組情報
『Wの悲喜劇〜日本一過激なオンナのニュース〜』
男子は見なくて結構! 男子禁制・日本一過激なオンナのニュース番組がこの「Wの悲喜劇」。さまざまな体験をしたオンナたちを都内某所の「とある部屋」に呼び、MC・SHELLYとさまざまなゲストたちが毎回毎回「その時どうしたのか?オンナたちのリアルな行動とその本音」を徹底的に聴きだします。「そんなことテレビで言っちゃっていいの?」…いいんですAbemaTVですからタブーに挑戦します。

放送日時:2017年5月20日(土)23:45〜24:45
放送チャンネル:AbemaNews
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