週末プチファステイング!プロが教える方法と、実感できる効果

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一定の期間、食を断って胃腸を休めるという健康法、“ファステイング”を聞いたことがありますか? 多くの女優やモデルが実践しているということで、美容感度の高い人の間で今着実に広がりつつある健康法です。

といっても、なかなか長期で取り組むのは専門家の指導がないと難しいもの。

そこで今回はファステイングマイスターの資格を持つ筆者が、週末に手軽に取り組めるワンデイのファステイングをご紹介します。

まずはファステイングに入る前の準備から

ファステイングをすると決めたら、その前後に一日ずつ調整の期間を設けましょう。ファステイングの前日は“まごわやさしい”という、ま(豆)、ご(ごま、ナッツ類)、わ(わかめ、海藻)、や(野菜)、さ(魚)、し(しいたけ、きのこ)、い(いも)という和食によく使われる食材の中から食事を組み立てます。

これによって胃腸を休める準備をする意味があります。

これなら仕事のある金曜日でも、食事内容を調整することで実践可能ですね。

断食の日は専用のドリンクでしっかり栄養補給

そしていよいよ断食当日です。この日はまず朝に水をコップに1杯飲んで1日をスタートさせます。

あとは専用のファステイング用ドリンクでしっかり栄養を補いながら、水分も2リットルはとるようにしましょう。激しい運動などは避け、ゆったり読書をしたり部屋の片付けをしたりして過ごすのがオススメです。

「1日何も食べないなんて耐えられるかな……」と心配になるかもしれませんが、ドリンクで最低限のカロリーをとり、血糖値も安定しやすくなるので思ったほどの辛さはありませんよ。

翌日はお粥から少しずつ戻していく

断食が明けた翌日の朝食はお粥から。一気に食べずに、ゆっくりと時間をかけて味わいながら食べましょう。

昼食からは、準備の期間とおなじように“まごわやさしい”食事をとります。脂っこいものや甘いものは控えるようにしてくださいね。この日はカフェインが入ったコーヒーやお茶も避けるようにします。

ファステイングで無理なく健康的にキレイになる

ファステイングは胃腸を休めて体がスッキリするだけでなく、ダイエット効果や美容効果も期待できます。ワンデーファステイングで感じをつかんだら、ぜひ3日間の本格ファステイングにトライしてみると、さらに大きな効果が期待できますよ。

ファステイングをすると味覚や食欲の感覚も整うので、普段の食事も自然と健康的になったり、甘いものがそれほど欲しくなくなったという女性も多くいらっしゃいます。

いかがでしたか。

栄養の情報は「〇〇をとると良い!」という“足し算”の健康法が多いですが、現代人は摂りすぎのほうが問題なので、たまには胃腸を休めて余分なものを外に出すという期間を設けてあげると、体の機能が元気さを取り戻してくれますよ。

ぜひ、お試しくださいね。

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※ brickrena / shutterstock

週末プチファステイング!プロが教える方法と、実感できる効果はWoman Wellness Onlineで公開された投稿です。

【筆者略歴】

圓尾和紀

“日本人の身体に合った食事を提案する”フリーランスの管理栄養士。TVや雑誌の出演、講演、執筆、カウンセリングなどで活動中。「カラダヨロコブログ」は月間アクセス20万以上。