長旅できるのは今だけ

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卒業旅行といえば、なかなか会えなくなる友だちとの思い出作りが目的のような気もしますが、イマドキの学生は誰と行くかより、どこで何をするかを重視しているようです。

DeNAトラベルが2017年2月に実施した調査で明らかになりました。

1人で卒業旅行もアリでしょ

調査は、18〜82歳の男女287人を対象に行われました。

「卒業旅行をする上で、最も重要視する(した)ものは何ですか?」という問いかけに、最も多かった回答は「行き先」で、続いて「金額」「同行者」となりました。

世代間ギャップが現れたのは、同行者に対する考えです。40代以上の人は20%が誰と行くかを重視していますが、現役の学生はたったの5%でした。

イマドキの学生は行きたい場所、目的がはっきりしているのかもしれません。好きなアニメや小説の舞台になった場所、ダム、廃墟など、マニアックな行き先は、好きじゃないと交通費のムダでしかありません。そういう意味では、たとえ一人旅になっても、時間のある学生のうちに行っておくのが正解でしょう。

「一人で卒業旅行に行くことに抵抗はありますか?」と聞くと、60代以上の40%、40、50代の42.6%、20、30代の48.1%が「全くない」と回答しています。学生は54.2%が全く抵抗を感じていません。若い世代ほど、1人でも問題ないと感じていることがわかります。

では、異性と2人だったらどうでしょう? 異性と2人っきりの卒業旅行に抵抗があるかどうか聞いたところ、世代間での大きな差は出ませんでした。

ただ、相手を異性として意識するかどうかは別問題。60代以上では92%が「意識する」と回答したのに対し、20〜50代では67%、学生は54%まで減少します。それどころか2割の学生は全く意識しないと回答しました。

男女の友情を信じているんですね。ピュア! アラフォー記者は、恋人になってもいいという好意が少しはないと旅には出ません。とりあえず何が起きても恥ずかしくない下着は用意しておくかな......。