"カイリー"と聞いて、アナタは誰を思い浮かべる? コスモでも取り上げることが多いのは、セルフィーの女王でコスメ事業で大成功しているお騒がせセレブのカイリー・ジェンナーだけど、実はその前に世界を席巻した元祖"カイリー"がいるんです。

それはオーストラリア出身のアーティスト、カイリー・ミノーグ。「I Should Be So Lucky」、「Can't Get You Out Of My Head」や「Wow」などのヒット曲で知られる彼女は、48歳の今も美貌は健在♡ 根強いファンも多いし、まだまだ現役感たっぷり!

そんなカイリー・ミノーグ姐さんとカイリー・ジェンナーが、「カイリー」という名前の商標権をめぐり争っているのだそう。

2014年にカイリー・ジェンナーが「カイリー」を広告などで使用する目的で商標登録用の書類を提出。しかし、2016年2月にカイリー・ミノーグを代表する会社「KDB」が「混乱を招く恐れがあることや、カイリー・ミノーグのブランドが希薄になる」と主張した。

1979年から活躍しているカイリー・ミノーグ。11才の頃から芸能活動をスタートさせていて、2004年にはグラミー賞を受賞。出身地のオーストラリアにはカイリーの銅像が建っている。2015年の時点でカイリーの資産は5500万ポンド(約77億円)と言われている。

「こんにちは、私の名前はカイリー #はるか昔から」と、公式Twitterで宣戦布告したカイリー・ミノーグ姐さん。

これで気が済まなかったカイリー・ミノーグ姐さんは、『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』で名を世界に知らせたカイリー・ジェンナーのことを「キム、クロエ、コートニーの噛ませ犬であって、ただのリアリティ番組の二流出演者」と言い、「これまでに多くのコミュニティから批判されてきた」と酷評。

そしてすでに自分の方が先に、「カイリー」に関連した商標登録を済ましていることにも触れた。「カイリー・ミノーグ・ダーリン」「ラッキー:ザ・カイリー・ミノーグ・ミュージカル」「カイリー・ミノーグ」だけでなく、<Kylie.com>は1996年から所有しているのだとか。

2年にわたって続いたカイリー&カイリーの戦いに、一度決着がついた模様。なんとカイリー・ミノーグ側の主張が通り、カイリー・ジェンナーによる登録は叶わなかったのだそう。しかし、カイリー・ジェンナー側は成長を続けるコスメブランドやファッションブランドのためにも控訴する予定だという。

カイリー・ジェンナーは無事登録できるのか、それともカイリー・ミノーグが守りきるのか… 一体どうなる!? 今後の動きに注目。