本気で痩せたいなら!「しない」と決めるべき3つのこと

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今年も残りわずかとなりましたね。年末年始はどうしてもお付き合いなどで食べ過ぎ、飲みすぎが増えるうえに、お正月は家でゆっくり……そんな生活で、毎年多くの人が“正月太り”にため息をついてしまいます。

そこで今回はダイエット指導歴24年の筆者が、“本気で痩せるためには、まずやめるべきこと3つ”をご紹介します。

■1:ついついやってしまう……早食い

忙しい人にとって、食事の時間はつい空腹を満たすだけのため、もしくは“食事をする”という行為を行うためだけのものになってしまいがち。しかしバタバタと慌ただしく口にものを押し込むような食事は、満腹中枢に刺激が届く前に食べ過ぎてしまいます。

そして忙しく食べる食事では、噛む回数も少なくなりがちです。実はわたしたちの体は食事をする際に食べ物を噛んだり、消化・吸収する過程でも、エネルギーが消費され熱産生が生じます。これをDIT(食事誘導性熱産生)と呼びます。

DITはリラックスした状態で温かいものをよく噛み、美味しさを十分に感じながら食べるほど高くなるとされています。忙しさにかまけて早食いするよりも、せっかく食べるならエネルギー消費が増えるような食べ方を心掛けましょう。

■2:ダラダラとした動き

同じ動きをしても、その速度によって消費エネルギーは変わるとされています。小さな消費エネルギーの違いでも、日々の家事などをスピーディに行うことで消費量アップを目指せます。どうせ何かをしなければならないのであれば、ダラダラとゆっくり動くのではなく、テキパキと早い動作を習慣化しましょう。

■3:睡眠不足

未だにごく少数ではあると思うのですが、起きている時間が長い方が消費エネルギーが多いと勘違いしている人もいるようです。しかし睡眠不足になると食欲を抑えるレプチンというホルモンの分泌量が減り、その代わりに食欲を増進するグレリンというホルモンの分泌が増加してしまいます。

また体脂肪が多いとレプチンの分泌が少なくなるので、体重よりも体脂肪率に意識を向けたダイエットを心掛けて、健康的な美ボティを目指しましょう。

いかがでしたか? 来年こそは理想のボディになれるよう、できるところから取り入れてみてくださいね。

【参考】

※ 『ダイエット検定2級・1級テキスト』日本ダイエット健康協会

【筆者略歴】

SAYURI・・・長年の医療業界での経験を生かし、健康管理士、食育インストラクター、心理カウンセラーとして執筆活動や講演活動をする傍らNPO法人予防医療推進協会の理事長も務める。

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※ Tinatin / shutterstock