男にとって「立ち合い出産」は後悔? 感動? 立ち合った夫の本音とは……

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感動的な瞬間でもあり、自分が親になる実感がわく瞬間でもある出産のとき。実際に経験できるのはもちろん女性だけですが、最近は夫の立ち合い出産も増えていますよね。今回は、妻の出産に立ち合うことを希望するかどうかについて、男性たちに聞いてみました。

Q.あなたは、夫の立ち合い出産を希望しますか?

「はい」……56.0%
「いいえ」……44.0%

過半数の男性が立ち合い出産を希望しているようですね。では、どうして立ち合いたいのか理由を聞いてみましょう。

<立ち合い出産を「希望する」男性の意見>

■妻の不安が減る

・「自分自身立ち合ったし、立ち合ったほうが出産時の不安を幾分か解消できると思う。自分の経験上、間違いない」(37歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

・「妻の出産に立ち合っている。ひとりでは不安だと言われた」(31歳/印刷・紙パルプ/事務系専門職)

出産は病気ではないとはいえ、命がけであることは昔も今も同じ。初めてのときはもちろん、何人目であっても不安が大きいものですよね。妻の不安を解消するためにも立ち合いたいと思う男性は多いようです。

■記念すべき一瞬を一緒に過ごしたい

・「一生に一度あるかないかの神聖なものだから」(28歳/医療・福祉/専門職)

・「記念すべき瞬間ぐらいは一緒にいてやりたい」(26歳/その他/その他)

夫婦にとって一番の記念日とも言える子どもの誕生。その大切な時間を2人で迎えるというのは、夫婦にとっても大事な思い出になり、男性自身にとっても貴重な経験になりますね。

■妻への感謝の気持ちがわいてくる

・「出産の際に実際に立ち合いましたが、これまで見ていた苦労と出産の痛みに耐える妻から子どもが生まれてきたときには、子どもが生まれてうれしいよりも、よくがんばったねという気持ちが素直に出てきたので」(33歳/その他/販売職・サービス系)

・「妻が必死にかんばっているのを支えたいし、生まれた喜びをすぐに分かち合いたいし、がんばったねとすぐに言いたい」(33歳/情報・IT/技術職)

子どもを産むというのは男性が考えている以上に大変なこと。それを目の当たりにすることでがんばってくれた妻への感謝の気持ちが自然とわいてくるという人も。少しくらいのわがままは許してあげる気になるかもしれませんね。

■親になる実感がわく

・「人が産まれる大変さがわかり、子どもを愛することができるから」(38歳/商社・卸/事務系専門職)

・「自分の子どもが生まれて来る瞬間を見たい」(27歳/商社・卸/営業職)

自分の子どもが生まれる瞬間は、同時に自分が親にもなる瞬間。人生の中で大切な一瞬を自分の目で見届けたいという人も多いようです。生まれてきてくれてありがとうという気持ちが素直に言葉に出てきそうですね。

では、立ち合い出産を希望しないという男性にも理由を聞いてみましょう。

<立ち合い出産を「希望しない」男性の意見>

■現実的に立ち合いが難しい

・「まず仕事が不規則で、立ち合いは難しい。奥さんががんばっているのに邪魔になりそうなので、自分は立ち合いはしない」(34歳/その他/営業職)

・「帝王切開だったので立ち合えなかった」(38歳/医療・福祉/事務系専門職)

緊急の帝王切開の場合、立ち合いがきびしかったり、仕事が不規則だと予定が立てづらくて難しい……。立ち合いしたくても現実的に立ち合いが難しいという男性も少なくないでしょうね。

■単純に怖い

・「血を見るのが非常に苦手なため、立ち合いはできませんでした」(30歳/金融・証券/営業職)

・「怖いもの見たさはあるが、やっぱり怖いものを見たくない」(39歳/その他/技術職)

血を見るのが苦手、単純に怖いからという理由で出産に立ち合いたくないという男性も。妻が一生懸命がんばっているのに情けない気もしますが、自分には経験できないことだけに想像するだけでも怖いのかもしれませんね。

■まとめ

妻の出産に立ち合うことで愛情がさらに増したり、子どもを持つという実感がわいたりとよいことも多いようですね。ただ、それがトラウマのようになってしまって、妻を女性として見られなくなる男性がいるのも事実。立ち合い出産を夫にお願いするときには、じっくりと2人で話し合うことが大事ですね。

(ファナティック)

※画像はイメージです

※マイナビウーマン調べ
調査日時:2016年11月15日〜11月16日
調査人数:166人(23歳〜39歳の既婚男性)