K-1王者が「鍋フェス」参戦!豚串丸ごと1本入れた“チーズミルキー鍋”の旨さは想像を超える!?
9月19日に代々木競技場第二体育館で開催された「K-1 WORLD GP 2016 JAPAN 〜スーパー・フェザー級世界最強決定トーナメント〜」で、見事優勝を飾った卜部功也選手。
後輩を招いて自宅で料理を振舞うほど料理好きな彼が、「チーズミルキー鍋」で12月2日より開催される『第3回 ご当地鍋フェスティバル@日比谷公園』に参加します。
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今回はそんな彼に「新生K-1」とご自慢のお手製「チーズミルキー鍋」について、おすすめポイントをじっくり伺いました。
優勝した瞬間、思ったこと。
――「K-1 WORLD GP 2016 JAPAN 〜スーパー・フェザー級世界最強決定トーナメント〜」優勝おめでとうございます!
功也:ありがとうございます!
――優勝した瞬間は、どんなお気持ちでしたか?
功也:優勝した瞬間は、「終わった!」と思いました。
4月に開催された日本のトーナメントは下馬票では僕が優勝候補だったんですけど、結果準優勝で……。
こんなに悔しい思いはないと思って過ごしていたので、優勝した瞬間は感情が爆発しました。
あとから映像で見て、あんなに感情って爆発するんだって自分でも思いましたから(笑)。
それくらい自分の中で溜め込んでいたものが出たんですね。
自分の心の中で「俺が一番だ!」って、思っていたことが自然と感情と叫びになって出ていきました。
――4月のトーナメントの準優勝という結果は、自分の中ではかなりのダメージだったんですね。
功也:本当に悔しかったです。優勝した大雅選手は、当時19歳で勢いがすごくて、成長したスピードについていけなかった。
このままやっていても彼の成長のスピードについていけないと思ったので、根本から何もかも変えようと思いました。
その勢いに勝つためには何か必要かと考えました。
――4月から9月の世界トーナメントまで、どんな思いで過ごされていたんですか?
功也:普段は気楽にやるタイプなんですけど、今回は自分に対してプレッシャーをあたえて緊張感をずっと持っていたかもしれません。
なるべく外にも出たくなかったですし、自分と向き合う時間をたくさんとっていた気がします。
自分が心の中で思っていることをあまり気付かれないようにしていました。
ホントに欲しいものは、口にしないでいました。言うことによって引き寄せるっていうのもあるんですけど、僕は心の中で強く祈っていたというか。精神的な部分で、だいぶ変わっていたかもしれません。
――功也選手は、9月の試合後に次の試合から階級をライト級(-62.5kg)に上げると発表されました。今回優勝していなかったら、階級を上げることはしなかったですか?
功也:いや、勝っても負けても階級が上げるつもりだったので、ここで獲らなきゃと思っていました。ここで負けたら、この階級(-60kg)で一番になれないままだったので、ホントに良かったです。
見習いたい! 功也選手の食生活
――ホントによかったですね。そんな功也選手の思う、新生K-1の魅力はどんなところですか?
功也:昔は、体の大きなヘビー級がメインだったんですけど、今のK-1は階級も細分化されていますし、普段会ったら格闘家とは思わない選手も多くて、そのギャップは面白いと思います。
ボクシングのように12ラウンドではなく、3分3ラウンド勝負に賭ける情熱、その試合に向けて何ヵ月もかけてそこに挑んでいる背景もあるので、その物語も含めて見ていただけたら嬉しいです。
試合は、KO勝ちも多くて、見ていてスピーディーでスリリングな展開に引き込まれると思います。
――功也選手は、どういった日常を過ごしているのでしょうか?
功也:週6でトレーニングをしています。
そのあと、別のジムに行ってフィジカル面を強化したり、とにかく練習はしていますね。
エネルギー消費量がものすごいので、たくさん食べないともたないですね(笑)。
試合が終わると、普通の日常のありがたみを感じています(笑)。
減量期間もあるので、食のありがたみも感じます。
試合後は1週間休んだら、次の試合へのステップアップに向けてトレーニングを開始します。
“誰かに負けたいくない”と強く思うと、長く休んではいられないと思ってしまいます。
――ファイターは、体が資本だと思いますが、普段の食生活で、気をつけていることは?
功也:添加物は取らないようにしていますし、オーガニック食材をなるべく心がけています。
揚げ物も取らないですし、たんぱく質を多く摂りますね。
食べ順も結構意識しています。夜は、野菜とたんぱく質だけで炭水化物を抜いたりしています。
――意識の高い食生活を送ってらっしゃるんですね?
功也:意識するのは当たり前、生活の一部になっています。
栄養のバランスが悪いと感じたときは、サプリメントで補ったりもします。
とくに食事のトレーナーさんがいるわけではないので、独自で勉強して考えています。
自炊をするとカロリーコントロールもできて、食材で何を使うか明確なので、なるべく自炊をするようにしています。
得意料理は「餃子」。ニンニクの量が決め手
――ピザ生地から作ったりと、料理好きなんですよね?
功也:食べるのはもちろんですけど、料理を作るのは好きですね。
――日常的にどんな料理を作るのですか?
功也:僕はフィリピンとのハーフなので、フィリピンの家庭料理を作ったりします。「アドボ」っていう、醤油と酢でにんにくをたっぷり効かせて鶏肉を煮込んだご飯に合う料理なんですけど、それはよく作りますね。
――得意料理は?
功也:「餃子」です。餃子が好きだっていうのもあるんですけど。家にジムの後輩を呼んで、餃子パーティをしたこともあります。みんなで、餃子に入れたい物を持ち寄って餃子を作りました。
――「これを入れるの?」と驚いた具材はありましたか?
功也:「数の子のわさび漬け」を武尊(フェザー級チャンピオン)が持って来て、それを入れたら不味かった思い出があります(笑)。
――たしかに、微妙な味になりそうですね(笑)。餃子作りのポイントは?
功也:僕の作る餃子のポイントは、にんにくの量です。とにかくにんにくたっぷりです。
餃子パーティでは、みんなで作りたいんですけど、包むのがヘタなやつがいるので包むのは僕と武尊です。
武尊は、餃子を包むのが上手くて餃子の包み方を教わりました(笑)。
――武尊選手にそんな特技があるとは!(笑)。餃子は最高で何個食べられますか?
功也:1人で、40〜50個くらいいけるんじゃないですかね(笑)。
豚串を丸ごと1本入れた「チーズミルキー鍋」で鍋フェス参戦!
――さすがファイターですね。今回、12月開催される鍋フェスに参戦されるとのことで、披露してくれる鍋はどんな鍋ですか?
功也:「チーズミルキー鍋」です。見た目は、彩りがキレイでイタリアン風!
とても食べ応えがある内容になっています。牛乳と豆乳と味噌をベースにしたスープはマイルドで、最後まで飲みたくなる味です。
中には、白菜、大根、人参、しめじ、チーズに鍋ではあまり見かけない豚串を丸ごと1本入れています。女性にも男性にも喜んでいただける、疲労回復に効果のある1杯です。是非、豚串にKOされてください!(笑)
――豚串丸ごととは、見た目のインパクトだけでKOされること間違いなしですね(笑)。他には、どんな鍋を作りますか?
功也:体が温まるので、キムチ鍋のような辛い鍋は良く作ります。あとは、ちゃんこも作ります。
――最後に、今後の夢を聞かせてください。
功也:さらに強くなりたいと思っています。そこに結果がついてくれば何よりですけど。
「K-1」の存在をもっともっとみなさんに知ってもらって、野球とかサッカーのように大きなイベントになったらいいと思っています。
100年続くK-1のために、自分のできることを頑張ります。
『第3回 ご当地鍋フェスティバル@日比谷公園』
期間:12月2日(金)10:00〜20:00 12月3日(土)、4(日)10:00〜17:00
会場:日比谷公園「噴水広場」(東京都千代田区日比谷公園)
※12月2日(金)、3日(土)に卜部選手来場決定! 詳細はHPをチェック。
PROFILE
うらべ・こうや 1990年、東京都生まれ。初代K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者、ISKA世界ライト級王者、Krush YOUTH GP 2012 -63kg王者。実兄は、同じくK-1ファイターの卜部弘嵩。2017年2月25日に開催される「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN 〜初代ライト級王座決定トーナメント〜」に出場予定、二階級制覇を狙う。Twitter @koyaurabe