やっぱり違った!ヘアカラーは「美容室でした方がいい」理由とは

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簡単で手軽なホームカラー。なんとなく髪には悪いとわかっていても、美容室に行く時間がなかったり、面倒だったり、安く仕上がるからという理由でついつい使ってしまうという方もいるかもしれません。

最近では、市販のカラー剤もいいのがたくさん売られていますが、髪を綺麗に保つならカラーリングはやはり美容室で行いましょう。

そこで今回は、美容師の筆者が、美容室のカラーとセルフカラーの違いをご紹介します。

■やっぱりホームカラーはNG?「美容室カラー」がいい理由

カラーリングする前の髪は、根元は黒く毛先に向かって明るくなっていますよね。美容室では、髪の明るさや痛み具合によって塗るカラー剤を調整することが可能です。

つまり、髪の痛みに合わせてダメージを最小限に抑えて、ムラのない美しい色に染め上げることができるのです。

たしかに、市販のカラー剤は“誰が染めてもしっかり染まる”ように作られています。逆にいえば、ダメージ髪も健康な髪も関係なく染めてしまう、最強レベルの強い薬なのです。

これではダメージ部分(特に毛先)は乾燥や退色がヒドくなってしまい、染めれば染めるほど色が落ちやすくなります。シャンプーしてもギシギシになったり、染めムラの原因にも。

■美容室では自分の「髪の状態」を伝えることが大切

“黒染め”、“縮毛矯正”、“ブリーチ”、“ホームカラー”をしたことがある方は、美容師に必ず伝えましょう。気づかずカラーリングした場合、仕上がりのクオリティーにかなり影響してしまいます。

髪の状態に合わせて適切な施術をしてもらうためにはとても大切です。

■色落ちの原因はシャンプー

せっかく美容室でヘアカラーをしてもらったのに、すぐに色落ちしてしまっては残念ですよね。

実は、ヘアカラーの色落ちの原因は、シャンプーの回数と種類にあります。しかし、髪の毛を洗わないわけにもいきません。

朝晩シャンプーしている方は夜のみにするなど、回数を減らせばカラーの退色を遅らせることができます。また、洗浄成分が強すぎないシャンプーを使うことでも色落ちを遅らせることができますよ。

費用や時間のことを考えてホームカラーを選んでしまうこともあるかもしれません。しかし、髪は女の命! プロの髪の状態に合わせたカラーリングで、若々しく美しい髪を保ちたいものですね。

【筆者略歴】

小泉順一朗・・・ 美容師。都内美容室勤務を経験後、22歳で『川田美容室』を設立。お客様が楽しくなるサロン作りをコンセプトとしており、HP・ブログ・LINE@などでも日々のケアなどを発信。アフターフォーローにも務めている。

【画像】

※ YsPhoto/ PIXTA