東京タワーのすぐそば、地下鉄大門駅からほど近い港区・芝の増上寺は、江戸時代、徳川将軍家の菩提寺だった浄土宗の大きな寺院。その蔵の中に眠っていた、幕末の絵師・狩野一信(1816〜63)による「五百羅漢図」をお披露目する展覧会が3月15日(火)〜5月29日(日)、江戸東京博物館で開催される。狩野一信は15世紀から19世紀まで約400年続いた狩野派盛期の最後を飾った異色の存在。羅漢図は十六羅漢図、十八羅漢図、あるいは単体