神奈川県出身の作家・児玉雨子さんによる地元探訪記。第3回目は、「かながわの美林50選」にも選ばれている相模原の「木もれびの森」へ。ここは、江戸時代に植えられたコナラやクヌギなどが残る雑木林で、かつては、幹は薪や炭に、落ち葉や小枝は肥料や燃料に使われてきたそうですが、時代とともに生活様式が変化、雑木が利用されなくなってからは、人の手が加わることなく生命豊かなワイルドな森となりました。近年になって雑木林