絶対通いたくない!? 東京ディズニーリゾートのパーク内にある「歯医者」3つ
東京ディズニーリゾートの2つのパークの中には、魅力的なアトラクションやショーはもちろんの事、様々なサービス施設があります。
そんな中、実はこのリゾート内に、人知れずひっそりと「歯医者が3つも存在している」のです。意外に知られていない? 驚きの事実に迫ります。
■残念ながら治療はしてくれないけど…ジョークが隠れている歯医者
パークの中にある「3つの歯医者」……と、言っても、これは残念ながら私たちを実際に治療してくれる「本物」の歯医者ではなく、パーク内の風景を演出してくれる物語のひとつとして存在する看板だけの歯医者なのです。
「なーんだ! つまらない!」と思われるかもしれませんが、単なる看板だけでなく、そこには思わずニヤリとしてしまう様な隠れた小さなジョークがあるのです。
■1. これは有名! ウエスタンランドにある「痛くない歯医者」
ディズニーランドの歯医者……と、聞いて「あ! あそこの事だ!」と、すぐにその場所が思い浮かぶ方も多いと思います。
そうです。いちばんわかりやすい歯医者と言えば、ディズニーランドのウエスタンランド。ここはアドベンチャーランドとの境に位置する場所で、飲料の自動販売機の近くです。
この建物には「歯」の形をした看板が掲げられており、さらに、「Painless Dentist」と書かれています。
これは「痛くない歯医者」の意味。一見、これは頼もしい歯医者! と思いますが、このウエスタンランドは西部開拓時代(1860年代〜1890年)が舞台。
現代の様に麻酔も発達していない今から約150年も昔の話ですから、「痛くない」はちょっと大げさに言い過ぎの看板……と言えるジョークなのかもしれませんね。
さらにこの看板に書かれた先生の名前は、「Dr.I.Teethe」ですが、この「Teethe」とは、「歯が生える」といった意味もあるのです。なかなか歯医者が天職の先生なのかもしれません。
■2. 絶対行きたくない歯医者? トゥーン達の治療を行う「アブナイ歯医者」!
2番目の歯医者の場所はちょっと難易度が高め。こちらは東京ディズニーランドのトゥーンタウン。エリアに入って左奥にある建物が並んだダウンタウンエリアにあります。
この場所に何度も行かれた方でもその場所はなかなかピンと来ないかもしれませんね。
それもそのはず。なかなか目立たない、非常に小さく、高い所にあるこの歯医者。その場所は、まずフニャフニャの檻がある建物がありますが、その2階部分。かなり上を見上げないとわかりません。
ここには「歯」の形をした立体的な看板がぶら下がっています。とても歯を治療するようには見えない大きなドリルにつけられています。
さらにこの歯ですが、よく見ると「歯にバンソウコウが貼られているという、かなりいい加減な治療?
しかも、ひとつ前に紹介したウエスタンランドの歯医者のドクターの名前は「歯が生える」と縁起がいいのに、ここは「Dr.Drirum」(ドクタードリルム)という、何だかドリルで穴を開けられそうな物騒な名前。
ここはできればお世話になりたくない歯医者ですね。
■3. ニューヨークの港町にある「帰ってこない歯医者」
もう1つの歯医者は、所変わって、東京ディズニーシーのアメリカンウォーターフロントにあります。こちらもちょっと目立たない場所にあるのでご存じない方も多いかもしれません。
その場所は、グッズのショップ「スチームボートミッキーズ」の裏側にあたる場所。
この周辺は特に何もなく、ベンチに座って穏やかなハドソンリバーの様子を眺められる、ディズニーシーらしい場所です。
実はこの場所に二階へと通じる階段があり、上階部分が歯医者になっているのです。
ただ、2階へと続く入り口の階段下には「後で戻ってきます!(……でも、その後マッシュポテトを作らないと!)」と、恐妻家の先生? の様なちょっと笑ってしまいそうになる小さな小さな物語が書かれています。
こちらの歯医者も、どうやらいつになったら再開してくれるのかわかりませんので、やっぱりちょっと治療は無理の様ですね。
こうしたパークの中に広がる様々なジョーク。こうした場所は、ゲストが実際に入る事はできませんが、意外と面白いことが書かれている場合も多くあります。
ショーやアトラクションの待ち時間などに散策してみると、意外な発見があるかもしれませんね。