後輩がイラッとする教育担当者の言動9パターン
教育担当を任されると、後輩の生意気な態度に腹が立つこともあるでしょう。しかし、逆に後輩が、教育担当者の振る舞いにイライラするケースもあるようです。そこで今回は『スゴエル』読者へのアンケートを参考に、「後輩がイラッとする教育担当者の言動」をご紹介します。



【1】「あとにしてもらえる?」といつも忙しそうで、話しかけづらい
「『分からないことは聞いてね』と言いながら、尋ねる隙を与えない。矛盾している」(20代女性)というように、自分の仕事で手一杯の先輩には、後輩の不満が募りそうです。忙しいときは、「○時に手があくから」と時間を指定してあげると、後輩も声をかけやすくなるでしょう。


【2】「挨拶が大事!」と言いつつ、自分からはしない
「自分からは絶対に挨拶しないし、私の『おはようございます』『お疲れさまでした』は時々無視する」(20代女性)というように、教える言葉に実態が伴っていない先輩は、後輩の信頼を得られないでしょう。自分から「おはよう」と挨拶できる先輩のほうが、大人の余裕を感じられるのではないでしょうか。


【3】「そんなことも分からないの?」といちいち言い方がキツい
「いつも怒ったような口調なので、ビクビクしながら接している」(20代女性)というように、後輩が萎縮してしまうような口調は、よい教育にはつながりづらいかもしれません。「新人が分からないのは当たり前」という前提で、根気強く、丁寧に教える覚悟を持ったほうがよいでしょう。


【4】「私が新人のときはね」と大昔と比較して説教する
「10年前とは会社の状況もやり方も違うのに。比較しても意味がないと思う」(20代女性)というように、昔の自分たちがやってきたことを押し付けるような教育法は、後輩をイラつかせるようです。今の新人に合った指導方法を担当者間でしっかり話し合うと、解決策が見えてくるかもしれません。


【5】「私も知らないわ」と満足に質問に答えられない
「仕事ができない人なんだな、と思ってしまう」(20代女性)というように、「質問に口ごもったら調べてでも答える!」くらいの気概がないと、後輩は育てられないかもしれません。後輩には「答えに自信がないから、1時間後にまた聞きにきて」と伝え、上司に尋ねるなどして回答を用意しておきましょう。


【6】「これだから『ゆとり』は」とひと括りにして批判する
「できない理由をすべて『ゆとり』のせいにするのはやめてほしい」(20代女性)というように、「ゆとり世代」と呼ばれるのを嫌がる新人も多いようです。後輩をカテゴライズして批判する前に、自分の教え方に問題がなかったか、反省してみると解決の糸口が見つかるかもしれません。


【7】「派手なバッグね」と仕事に関係ないことで嫌味を言う
「不満があるならはっきり言ってほしい」(20代女性)というように、仕事とは直接関係のない部分で遠回しに嫌味を言う先輩は、後輩から敬遠されてしまうでしょう。派手なバッグが通勤向きでないと思うなら「会社にはもう少し地味なバッグで来て」など、真っ向から注意したほうがすんなり直してくれるかもしれません。


【8】「誰と誰がいい雰囲気なの?」と新人の人間関係に首を突っ込む
「いい年してゴシップ好きの先輩は格好悪い」(20代女性)というように、後輩の恋愛話をしつこく聞き出そうとすると、「噂好きの面倒なオバサン」と思われてしまいそうです。こちらから尋ねなくても恋愛相談されるような「頼りがいのある大人の女性」を目指してはいかがでしょうか。


【9】「合コンがあるから速くして」と極端にプライベートを大切にする
「自分の都合を最優先させるのは大人気ない」(20代女性)というように、あからさまに仕事よりもプライベートを大切にする先輩は、後輩からの信頼を得られないでしょう。残業してでも、後輩の熱意に応えられる先輩になれば、周囲からの評価も上がるかもしれません。


ほかにも「こんな教育担当者には腹が立つ」というエピソードがあれば教えてください。みなさんのご意見をお待ちしています。(田村理恵)