寺社好きが集まる合コン
今までそれなりに恋愛もしてきたが、趣味や好きなものが共通する女性との恋愛はあまりなかった。それはそうだろう。プロレス(私の趣味)やローリング・ストーンズ(私の趣味)を好む女子は、世間にナカナカいないだろうから。
しかし、まだ私はいい。この趣味の珍しさは、ワンランク上だ。“寺社”が趣味の人。「寺社を通じて、私たちは恋に落ちました」なんてカップルこそ、ナカナカいないと思うのだ。
そこで、こんな企画が起ち上がった。お寺や神社等への旅行を研究する“実践旅行研究家”・堀内克彦さんが手がけるのは、その名も「寺社コン」。
「寺社についての研究をしている中、『寺社好きは、“同好の士”がナカナカ見つからない』という声をよく聞き、新たな男女の出会いの場として開催するようになりました」(堀内さん)
2009年1月からおよそ月一回のペースで開催されている、このイベント。募集に関しては、「寺社コン」の専用サイトで受け付けられているという。
だが、誰でも参加できるわけではない。このコンパには、3点の参加資格がある。まず挙げられるのは、「独身で彼氏、彼女がいないこと」と「まじめな出会いを意識していること」の2点。当然だろう。
そして、同イベントならの条件が1つだけある。それは「お寺・神社が好きであること」。このハードルがあるからこそ、“同好の士”との出会いに希望が持てるのだ。
ところで気になるのは、その内容ではないだろうか。この出会いの場は、どのように進んでいくのか?
これが、まさしく「寺社コン」の名にふさわしい。まず、当日のイベント会場である寺社に男女(寺社好き)が集合する。そこで何をするかというと、写経や座禅。それらの体験の中で全員がコミュニケーションを深め、その後の懇親会に続いていく、という段取りになっているようだ。
「正確な数は把握していないのですが、過去の参加者から『お付き合いが始まりました』、『2人で出かけました』といったお知らせを多数いただいております」(堀内さん)
中には、出会いから1カ月で結婚を果たしたカップルもいるそう。堀内さんはそのカップルから結婚式に招待され、乾杯の音頭を取ったそうだ。
でも全くの門外漢である私には、疑問も一つだけある。……世の中に、そんなに“寺社好き”っているのか? 要するに「寺社コン」のニーズというか、人気のほどはどんなモノなのだろうか。
「いつも、だいたい“男10:女10”で募集するのですが、参加希望者の数はそれ以上です。ですので、応募数やキャパシティに合わせ、最終的には20:20の組み合わせになることが多いです」(堀内さん)
具体的な数で説明したい。募集をかけると、男性からは20人前後の応募が寄せられるそう。一方、女性からの応募は、その3倍(約60人)に達することが多いという。その確かな需要にも驚きだ。しかも予想に反して、女性の方が“寺社好き”との出会いを欲しているようなのだ。
そんな、「寺社コン」の詳細について。参加費は毎回4,000円前後。基本的に東京かその周辺のエリアで開催されることが多いのだが、不定期で関西での「寺社コン」も行われてきた。
専用サイトでは「寺社コンを開催してほしい地域」のアンケートも募っているので、そこから堀内さんにリクエストするのも手ではないだろうか。
「これまでのイベント参加者ですが、20代後半〜30代の方が多かった印象があります」(堀内さん)
ライトなノリで、“寺社好き”との交流を図るも良し。ガチなテンションで出会いを求めるも良し。いずれにせよ、普通の生活を送っているだけではナカナカ巡り合わない、貴重な機会。
これは、“寺社好き”が集まる合コンである。
(寺西ジャジューカ)
しかし、まだ私はいい。この趣味の珍しさは、ワンランク上だ。“寺社”が趣味の人。「寺社を通じて、私たちは恋に落ちました」なんてカップルこそ、ナカナカいないと思うのだ。
「寺社についての研究をしている中、『寺社好きは、“同好の士”がナカナカ見つからない』という声をよく聞き、新たな男女の出会いの場として開催するようになりました」(堀内さん)
2009年1月からおよそ月一回のペースで開催されている、このイベント。募集に関しては、「寺社コン」の専用サイトで受け付けられているという。
だが、誰でも参加できるわけではない。このコンパには、3点の参加資格がある。まず挙げられるのは、「独身で彼氏、彼女がいないこと」と「まじめな出会いを意識していること」の2点。当然だろう。
そして、同イベントならの条件が1つだけある。それは「お寺・神社が好きであること」。このハードルがあるからこそ、“同好の士”との出会いに希望が持てるのだ。
ところで気になるのは、その内容ではないだろうか。この出会いの場は、どのように進んでいくのか?
これが、まさしく「寺社コン」の名にふさわしい。まず、当日のイベント会場である寺社に男女(寺社好き)が集合する。そこで何をするかというと、写経や座禅。それらの体験の中で全員がコミュニケーションを深め、その後の懇親会に続いていく、という段取りになっているようだ。
「正確な数は把握していないのですが、過去の参加者から『お付き合いが始まりました』、『2人で出かけました』といったお知らせを多数いただいております」(堀内さん)
中には、出会いから1カ月で結婚を果たしたカップルもいるそう。堀内さんはそのカップルから結婚式に招待され、乾杯の音頭を取ったそうだ。
でも全くの門外漢である私には、疑問も一つだけある。……世の中に、そんなに“寺社好き”っているのか? 要するに「寺社コン」のニーズというか、人気のほどはどんなモノなのだろうか。
「いつも、だいたい“男10:女10”で募集するのですが、参加希望者の数はそれ以上です。ですので、応募数やキャパシティに合わせ、最終的には20:20の組み合わせになることが多いです」(堀内さん)
具体的な数で説明したい。募集をかけると、男性からは20人前後の応募が寄せられるそう。一方、女性からの応募は、その3倍(約60人)に達することが多いという。その確かな需要にも驚きだ。しかも予想に反して、女性の方が“寺社好き”との出会いを欲しているようなのだ。
そんな、「寺社コン」の詳細について。参加費は毎回4,000円前後。基本的に東京かその周辺のエリアで開催されることが多いのだが、不定期で関西での「寺社コン」も行われてきた。
専用サイトでは「寺社コンを開催してほしい地域」のアンケートも募っているので、そこから堀内さんにリクエストするのも手ではないだろうか。
「これまでのイベント参加者ですが、20代後半〜30代の方が多かった印象があります」(堀内さん)
ライトなノリで、“寺社好き”との交流を図るも良し。ガチなテンションで出会いを求めるも良し。いずれにせよ、普通の生活を送っているだけではナカナカ巡り合わない、貴重な機会。
これは、“寺社好き”が集まる合コンである。
(寺西ジャジューカ)