カワノアユミさん。今年はパタヤでソンクラーン祭り(水かけ祭り)に参加したそう
 タイ・パタヤへの移住経験を活かして、コミックエッセイ『タイ移住に挑む、アラフォー崖っぷち女子の苦難』(竹書房)の原案を担当したライターのカワノアユミさん(40代)。

「夜の街」も充実するタイでは、さまざまな日本人の生活ぶりを目撃しているといいます。なかには「だいぶ昭和だな」と思うほど、目に余る日本人のおじさんの生態も……。

 この記事では本書から一部を紹介。後半ではカワノさんに彼らはどのような生活を送っているのか、日本人女性向けのナイトスポットなどと共に、聞きました。

◆パタヤで遊ぶおじさんたちは「だいぶ昭和」

--そもそも、タイで生活されている日本人にはどういった方々が多いのでしょう?

カワノアユミ(以下、カワノ):見聞きした限りでは、移住者の平均年齢は50代半ば~60代後半で、7割を占めていると思います。日本人の集う飲み屋での出会いが多く、友人と飲んでいるときに知り合いの輪が広がっていくとも聞きます。

 開放感ある場所で許されると思っているのか、タイでは日本人男性から日本人女性へのセクハラが多いんです……。タイの夜の店では、女の子が日本人客に優しく接してくれるので、その延長線上の感覚もあるんでしょうね。ひょっとしたら、日本人の温もりが恋しいのかもしれませんが、内心では「ノリがだいぶ昭和だよなぁ」と思っています(笑)。

--カワノさんご自身が出会った中で、とんでもないおじさんもいたのでしょうか?

カワノ:今回のコミックエッセイでも描かれている、日本人同士の食事会で出されたおにぎりを、炊き出しかのようにごっそり持ち帰った男性ですね。その人はYouTuberで、私が動画に出演したら、別のタイ人のおじさんが私を「紹介してほしい」と言ってきたらしく、紹介料まで取ろうとするほどセコいおじさんでした。

 通っていたジムで機器の操作を教える体で私の身体を触ってこようとするおじさんもいました(苦笑)。

◆移住した女性が現地の男性と出会うのは難しい

--既婚者で夫と一緒にタイへの移住を決めた女性もいるそうですが、どのような印象ですか?

カワノ:奥さんから「移住しよう」と持ちかけるより、ほとんどは旦那さんのわがままで来ていますね。奥さんが自宅で家事をしているときに羽目を外し、キレられる旦那さんもいます。夫の転勤でタイに渡る「駐在妻」もいて、私の住むパタヤではなく、首都のバンコクにはたくさんいるんです。彼女たちは夫と離れて合コンで遊び、出会いを求めてナンパがOKなビアバーに通ったりしているみたいで。