キスしながら自撮りって…山の絶景スポットをイチャイチャ占領する迷惑カップル。足止めされる登山者たちを救った、“自然のいたずら”とは?
◆空気を読まないカップルに登山者も困惑
ある休日の朝。飯田果穂さん(仮名・33歳)は、友人と人気の山へハイキングに出かけました。
「天気予報では快晴だったので、山頂からの景色を楽しみにしていたんですよね」
ところが、中腹あたりから一組の若いカップルが目につくようになりました。
「周りが見えていないというか、とにかく空気を読まない2人だったんですよ」
狭い登山道ですれ違う人がいても、道の真ん中で突然立ち止まり、肩を抱き寄せてキスをしながら自撮りを開始。後ろには登山者の列ができてもまったく気にしない様子で「もう一枚!」「今の変だから撮り直し!」と何度も撮影を繰り返していたそう。
ようやく歩き始めたと思えば、今度は「ちょっと待って!」と女性が急停止。その場で日焼け止めを取り出すと、彼氏が「俺が塗ってやるよ」と顔や首筋に丁寧に塗り始め、2人だけの世界に入り込んでしまいました。
◆山で繰り広げられる2人だけの世界
そのたびに後続の登山者たちは立ち止まり、「先に失礼します」と声を掛けながら慎重に追い越していかなければなりません。
中には子ども連れや年配の登山者もいましたが、カップルは誰かに迷惑を掛けているという意識すらないようだったそう。
「いったい何を見せられているんだ? という感じで。山の景色に集中できず、正直『イチャつきたいなら家でやってくれよ』と思いましたね」
休憩所でも、その自由奔放さは変わりません。ベンチにはリュックや上着、飲み物まで広げ、まるで自分たち専用のスペースのように占領。疲れた様子で辺りを見渡す年配のご夫婦が立っていても気にせず、2人だけで楽しそうにおしゃべりを続けていたそう。
「さすがに周りの人たちも苦笑いしていましたね。誰も強くは言いませんでしたが『もう少し場をわきまえてよ……』という空気が流れていました」
◆山頂で待ち受けていた思わぬ結末
そして、ようやく山頂へ到着。そこでは、多くの登山者が絶景をバックに記念写真を撮ろうと、お互いに順番を譲り合いながら並んでいました。
