「年下男に遊ばれただけ…」婚活30年の女性が失敗をくり返す“あやうい恋愛観”
◆増え続ける「独身ミドル女性」はどんな人?
多様化が求められ「結婚するのもしないのも自由」と言われる現在ですが、「独身中高年女性」で取り上げられるのは仕事で活躍しているような方ばかり。でも実際は、そんなキャリア形成をしてきた方は少数派ではないでしょうか。
そこで今回は、妻でも母でもキャリアでもない独身ミドル女性の、リアルな事情に迫ります。
※生涯未婚率=50歳時点で一度も結婚していない人の割合。「その後も結婚確率は低い」という予測で「生涯未婚」とされている。
◆結婚したいのにできないまま60代に
松田さん(仮名・63歳/派遣社員/東京都在住)は2025年に相談にいらっしゃった方の中で最高齢です。永遠のアイドル松田聖子と同い年なので、松田さんと呼びます。
松田さんは若いころから結婚願望があったのに、結婚できないまま60代になりました。婚活歴30年で、63歳の現在も婚活中です。友達が私のことを紹介してくれたことがきっかけで、相談にいらっしゃいました。
まず恋愛・結婚観について、パネルから近いものを指差してもらうと、「運命の人はどこかにいて、いつか出会える」「運命の人は会えばすぐにわかる」を選んだ松田さん。
筆者はこの恋愛観によって、女慣れした男性に遊ばれるリスクを指摘しました。彼女は「そうなのよ!」と大笑いして、恋愛歴を話してくれました。
◆37歳で出会った「運命の人」の正体
松田さんは30代になってから、お見合いパーティーに参加するようになります。37歳の時、お見合いパーティーでの出会いで、初めて彼氏ができます。
相手は高身長で6歳年下のパティシエ。彼は離婚歴があり子どももいましたが、イケメンでコミュニケーション力も高く、初対面から好印象でした。松田さんは彼こそが「運命の人だ」と感じたそうです。
時代背景を補足すると、2000年頃は『料理の鉄人』などの人気料理番組にパティシエが出演し、この言葉が急速に広まりだしたころ。当時の女子小学生がなりたい職業にもパティシエがランクインしています(学研教育総合研究所「小学生白書」1989〜2019年史より)。パティシエという職業自体が憧れの対象になりやすかった時代でした。
ところが、その関係は長く続きません。
恋人関係になってからも彼氏がお見合いパーティーに参加しているのを目撃してしまったそう。
パチンコが好きで、「家賃が払えないから10万円貸して欲しい」と松田さんに頼んできたこともありました。「結婚しようか」と言われたこともあり、幸せの絶頂だった松田さんはお金を渡します。
松田さんはチラシなどを作っている家族経営の零細広告代理店で事務職として勤務していました。手取りは27万円ほど。彼氏に貸すには、10万円は大きな額でした。
◆イケメンに持て遊ばれただけだった
しばらくして松田さんは妊娠します。子どもが好きな彼女は産みたかったそうですが、彼は「おろしてこい」と。中絶を機に、彼とは別れる決断をします。
筆者から見れば、女慣れしたイケメンが結婚をちらつかせ、自分の欲を満たすために年上の恋愛経験がない女性を都合よく扱っただけです。

