最後は、ダメだとは分かっていてもついつい常温ストックしてしまいがちなワインについて。

 実はワインの保存において最も大事だと言われるのが、温度。未開封のワインは、温度変化の少ない13〜15度の涼しい環境で保存する必要があります。特に30℃を超えてしまうような夏場においては、ワインにとって厳しい環境。

 購入したら早めに飲むようにすること、長期保存はできるだけ避けること、保管する場合は冷蔵室よりも温度と湿度が高い野菜室での保存が推奨されています。

 食品は夏場であってもおいしく味わいたいのは当たり前のこと。一つでも該当するものがあれば、ただちに保存場所のお引越しを実行するようにしてみてくださいね!

<文・撮影/食文化研究家 スギアカツキ>

【スギアカツキ】
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12