【難読】“ていせき”ではありません!「定石」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「定石」の読み方です。
“ていせき”かな? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
■「定石」の読み方は?
「定」は、定員、確定と読むので、“てい”という読み方をよくしますよね。「石」は、そのまま“いし”や化石、隕石と読むので、“せき”という読み方も馴染みがあるでしょう。
では、二つを合わせて“ていせき”と読むのでしょうか?
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“じょうせき”と読みます。
■「定石」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「定石」の意味は以下のように解説されています。
じょう‐せき〔ヂヤウ‐〕【定石/定跡】
1 (定石)囲碁で、昔から研究されてきて最善とされる、きまった石の打ち方。
2 (定跡)将棋で、昔から研究されてきて最善とされる、きまった指し方。
3 物事をするときの、最上とされる方法・手順。「―を踏んだ捜査手順」
もともとは囲碁用語だったのが、一般的に広く使われるようになった言葉ですね。
■読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「定石」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。「定」も「石」も小学校で学ぶ簡単な漢字ですが、案外正しく読めなかった人もいたかもしれませんね。
「定石」という言葉は耳にしたことがあっても、意味や使い方が曖昧だった人もいるのではないでしょうか。これを機会に、正しい読み方と意味をしっかり覚えましょう!
(ななしまもえ)