こんな男に気をつけて! モラハラ彼氏あるある発言集
モラハラとは、「モラルハラスメント」の略語。モラ男・モラ夫などの言葉もよく知られるようになったので、聞いたことがある! という人も多いはずです。
その一方、「これってもしかしてモラハラ……?」と悩む人も少なくないでしょう。そこで今回は、かつてゴリゴリのモラハラ彼氏とお付き合いしていた筆者による、「モラハラ彼氏あるある発言集」をお送りします。後半では、モラハラへの対処法も紹介していますよ。
モラハラ彼氏あるある発言集
モラハラ彼氏は、基本的に殴る蹴るといった身体的暴力ではなく、言葉による精神的な暴力を振るってきます。身体的暴力が伴わない分、相手の非がわかりにくく、「もしかして自分が悪いのかな……」と考えてしまいがち。
ですがここで紹介するような発言は、どれもモラハラあるある発言です。彼氏の言動に戸惑っているならば、一度照らし合わせてみてください。
だからお前はダメなんだ
何かにつけて彼女を貶めるのがモラハラ彼氏の大きな特徴です。ダメ、バカ、頭が悪い、考えが浅い…… などなど言葉のバリエーションはいろいろあるでしょうが、とにかく人格をずばっと攻撃してきます。
筆者のよく知るモラハラ男は口が達者だったので、反論したところでさらに「いかにお前がダメなのか」を畳み掛けてくるばかりで、まともな会話になりませんでした。
よーく聞けば根拠のない話で論理が破綻しているのはわかるのですが、それを指摘すればまた説教と人格攻撃が始まるので、泣く泣く口を閉じる…… というパターンばかりでしたね。それもまたモラハラ彼氏の思うつぼなのですが。
お前と付き合えるのなんて俺くらい
人格攻撃の後は、「でも俺はお前の良さをわかる唯一の人間だぞ」というようなことを言ってきます。
どんなに論理的に破綻した人格攻撃であっても、積み重なれば心になかなかのダメージを負います。そこに「俺だけは……」と言われると、本当に世界にはこの人しか自分の理解者はいないのかも、という気になってくるから不思議なものです。
もちろんこれも、あなたを囲い込むためのモラハラ彼氏の作戦です。世の中には数え切れないほどの人間がいるのに、たった1人としか付き合えない人なんているはずがありませんから。
言うことを聞かないなら周りの人間に危害を加えるぞ
モラハラ彼氏のやり方に強く反発した筆者に対し、彼が行った明確な脅しです。
モラハラ被害に遭うのは、「強く言われると反論できない」「優しくて相手に合わせすぎてしまう」といった性格の人が多いため、周りの人間を使って脅されると泣き寝入りするしかない、と考えがちです。
しかもモラハラ被害に遭っていると、とにかく彼氏のことが怖いので、本当に何かやらかしそうだと勘違いしてしまいます。
しかし実際には、そんな度胸のあるモラハラ彼氏はほとんどいません。彼女相手の悪事だから外部に漏れずに済んでいるのであって、周りの人間を標的にしたら自分が非難されるのは目に見えていますから。
黙って俺の言うことを聞いておけばいい
とにかく建設的な会話ができず、ただただ自分の思い通りに相手をコントロールしようとするのも、モラハラ彼氏の特徴です。
彼女が関係性をより良くするために「こうしたらどうかな?」などと口にしたら最後、「俺に文句を言うのか!」と怒り出し、長い説教の後に「お前はただ俺の言うことを聞いていればいいんだ!」で話をぶった切られて終わりです。
基本的に、彼女や妻とまともに会話する気のない男性のそばにいて幸せになれることはありません。
そんなの普通じゃない
モラハラ彼氏の中のある「常識」「普通」という概念に当てはまらないものは、すべてダメなものとして断罪されます。
例えば彼が「結婚後は夫の両親と同居するのが普通」と考えていた場合、そこから考えを変えることはまず不可能で、むしろ「別居したいなんて言うお前が信じられない。頭がおかしいんじゃないか」とまた人格攻撃につなげてくる可能性すらあります。
そして最終的には「俺の言うことを聞いておけばそれでいい」と結論づけるのです。
モラハラ彼氏への対処法は「別れる」一択
もはや対処も何もあったものではないですが、経験則から言えばモラハラ彼氏とは「別れる」一択だと個人的に思います。
なぜなら彼らには、彼女に対して悪いことをしているという意識が薄く、むしろ「物分かりの悪い彼女に自分が苦しめられている」とまで考えている可能性があるからです。もう、物の考え方が違うんです。
「それでもやっぱり、彼との未来を模索したい……」という場合は、モラハラ行為を受けても自分を責めすぎないことが大事。自分を責め「こんな自分と付き合ってくれるのは本当に彼だけかも」と自己評価を下げてしまうと、それこそモラハラ彼氏の思うつぼです。
信頼できる第三者に相談に乗ってもらったり、時には仲介してもらったりして、2人の世界にならないよう気をつけましょう。