TwitterとInstagramには「ダイレクトメッセージ」という機能があります。基本オープンとなっているメッセージをクローズでやり取りをすることができ、設定によってフォロワーはもちろん、それ以外の人でも送受信が可能。企業が実施するプレゼントキャンペーンの当選連絡に活用されることも多いイメージですが、ダイレクトメッセージが出会いのきっかけにつながることはあるのでしょうか?

SNSのDMきっかけで交際したことがある女性は?20代が10代の約2倍

株式会社SheepDogでは10代20代女性を対象に「SNSのダイレクトメッセージに関する調査(https://strate.biz/news/sns-dm/)を実施。こちらでTwitterやInstagramのダイレクトメッセージ(DM)がきっかけで、実生活でつながりのない異性に会ったことがあるかを尋ねたところ、以下の結果となりました。

DMがきっかけで、実生活でつながりのない異性に会ったことがありますか?

会ったことがある……16.5%

交際まで至ったことがある……11.0%

結婚まで至ったことがある……2.75%

ない……69.75%

「ない」と回答した人は69.75%と圧倒的最多ですが、「あったことがある」人は16.5%。さらに「交際まで至ったことがある」が11.0%。そして「結婚まで至ったことがある」と回答した人は2.75%いたのです。合計すると全体の30.25%が、SNSのDMきっかけで異性との出会いにつながっていることが分かります。

ちなみに調査は10代20代の女性を対象としていますが、10代と20代ではどちらの世代がDMでの出会いに積極的なのでしょか?まずはDMきっかけで「直接会った」割合をそれぞれ比較した結果をご紹介します。

同じ10代でも13歳と18歳ではだいぶ意味合いが違ってきますが……。

10代女性が25.5%に対し、20代女性は35%に。10代は20代と比較すると圧倒的に学生が多く、やはり知らない異性に直接会うのはハードルが高いように感じます。しかしそれでも25.5%がDMきっかけで直接知らない異性と会っているのは、ちょっと心配な気もします……。

さらに同調査では年代別によるSNSのDMきっかけで交際まで至った人の割合についても調査しています。結果は以下の通りです。

SNSのダイレクトメッセージ恋愛、案外多いのかもしれません。

SNSのDMがきっかけで実際に交際まで至った事があると回答した人をそれぞれ比較すると、10代女性が7.5%で20代女性は14.5%。20代女性が約2倍という結果でした。

SNSのDMでの出会いに積極的なエリアは関西圏?

続いて同調査では主要都市別によるSNSのDMがきっかけで実際に会ったことがある割合を調査。エリアによって差は出るのでしょうか?結果は以下の通りです。

主要都市別によるSNSのDMがきっかけで実際に会ったことがある割合

宮城県……19.04%

東京都……30.13%

愛知県……27.78%

大阪府……39.51%

福岡県……25.8%

一番少ないのは宮城県で一番多かったのは大阪府。その差は20.47%とかなり大きくなっています。関西圏の人はSNSの出会いに寛容で、東北圏の人は慎重な人が多いのでしょうか?

30代以上はどのくらいの人がDMで出会っているのかも気になります。

SNSがこれだけ普及している中で、SNSだけを通して人と信頼関係を築くことは自然なことで、場合によっては直接出会って交際に至ることがあるのも当然だと思います。しかしそれは「この人なら直接会っても問題ない」としっかり判断できる経験と、自分の行動に責任がとれることが大前提。少しでも不安に感じるなら誰かに相談するか、もう少し様子を見るのも手です。

【調査概要】
対象者:全国の15歳〜29歳の女性
サンプル数:400人
居住地:宮城県,東京都,愛知県,大阪府,福岡県
調査方法:ネットリサーチ
アンケート実施日:2021年8月6日
調査メディア: STRATE[ストラテ]:https://strate.biz/