“6時間睡眠”はカラダに悪い…!? 医師が教える「絶対に避けたい」睡眠習慣
睡眠時間は一般的に6時間がいいといわれることが多いですが、実際のところ適切な睡眠時間はあるのでしょうか? また、6時間睡眠がカラダに及ぼす影響はあるのでしょうか?
今回は、日本機能性医学研究所所長・斎藤糧三先生に睡眠時間や睡眠で気をつけるべきポイントについて教えてもらいました。
適切な睡眠時間は?画像:Dean Drobot/Shutterstock--6時間睡眠がいいといわれていますが、それは正しいのでしょうか?
私の見解ですが、7〜8時間程度の睡眠を取ることが好ましく、6時間睡眠は少ないといえるでしょう。
睡眠不足が積み重なると“睡眠負債”となって、健康や免疫にも悪影響を及ぼしてしまう可能性があるでしょう。休日、いつも起きる時間よりも90分以上長く寝てしまう場合は、睡眠負債がたまっている可能性があるでしょう。
--睡眠について一般人が健康にいいと勘違いしている習慣はありますか?
よく睡眠のゴールデンタイムとして、深夜12時〜1時くらいに成長ホルモンが高まるといわれていますが、この特定の時間帯という見方は間違いだと考えています。
厚生労働省 の『e-ヘルスネット』でも「入眠直後の徐波睡眠に一致して成長ホルモンの分泌がみられる」(※1)と説明されています。
また「早寝早起きがいい」と一般的にいわれていますが、就寝時間は人によって異なります。例えば、深夜3時に寝て昼の11時に起きる方でも、しっかりと睡眠の量がとれていれば問題ないでしょう。
良い睡眠のとり方は?画像:Antonio Guillem/Shutterstock--そもそも良い眠りとはどんなものを指すのでしょうか?
いい睡眠には深い眠りが重要だと考えられます。厚生労働省 の『e-ヘルスネット 』でも「夢を見る『レム睡眠』と大脳を休める『ノンレム睡眠』」(※2)と説明しているように、ノンレム睡眠は脳がぐっすりと休まっている状態とされています。
また、就寝前の飲酒については、厚生労働省 の『健康づくりのための睡眠指針 2014 』で「アルコールは、入眠を一時的には促進しますが、中途覚醒が増えて睡眠が浅くなり、熟睡感が得られなくなります。」(※3)と説明されており、控えた方がいいでしょう。
--良い眠りをとるために気をつけるべきポイントを教えてください。
睡眠に関係する物質といわれている“セロトニン”や“メラトニン”がうまく分泌されるように、タンパク質やマグネシウム、ビタミンB6を摂ることをおすすめします。
これらの栄養素を食事で摂ることも良いですが、サプリメントで補うこともひとつの手段でしょう。私もこのような栄養素をサプリメントで寝る前に補っています。
また、セロトニンは、腸で合成されているといわれています。そのため、腸内環境を整えることも重要でしょう。就寝前に、乳酸菌などのプロバイオティクスや、プレバイオティクスを摂ることをおすすめします。
さらに、厚生労働省の『e-ヘルスネット』では、「明るい光によってメラトニンの分泌は抑制されるため、日中にはメラトニン分泌が低く、夜間に分泌量が十数倍に増加する明瞭な日内変動が生じます」(※4)と説明されています。リモートワークで外に出歩かない人も増えているかと思いますが、なるべく外出して日光を浴びることをおすすめします。
おすすめのサプリメント&ドリンク3選以上を踏まえて、忙しいビジネスパーソンでも、タンパク質やミネラル、乳酸菌の摂取が目指せるおすすめのサプリ&ドリンクを3つご紹介します。
(1)プロエックス
画像:DNSDNSの『プロエックス』(388円・税込)は、1本でホエイプロテインが約30gも摂取できるプロテインドリンクです。ダイエット中の方はもちろん、トレーニングに励んでいる人におすすめのドリンクといえるでしょう。
(2)スーパーグリーンズ カプセル
画像:サンフードサンフードの『スーパーグリーンズ カプセル』(4,320円・税込)はいかがでしょうか。原材料にクロレラやゴボウ、ケールエキスなどを使っていて、19種類の栄養素やミネラルが凝縮されたサプリメントです。
スピルリナ、クロレラ、小麦葉などの19種類の栄養素とミネラルを配合。酵素や乳酸菌も含まれており不足しがちな栄養素をバランスよく摂取できるでしょう。飲みやすいカプセルタイプなのが嬉しいですね。
(3)BODY AURA
画像:新日本製薬新日本製薬の『BODY AURA』(6,480円・税込)には、乳酸菌『L.ラムノサス菌』と発酵小麦由来の『FWGE』が配合されています。1カプセルあたりの乳酸菌の配合量は400億個(製造時)で、生きたまま腸に届いて1週間もとどまるのだそう。1日1粒で日々の体調維持のために取り入れてみてもいいかもしれませんね。
いかがでしたか? サプリメントもうまく利用して質の良い睡眠をとりたいですね。
※本サイトにおける医師および各専門家による情報提供は、診断行為や治療に代わるものではなく、正確性や有効性を保証するものでもありません。また、医学の進歩により、常に最新の情報とは限りません。個別の症状について診断・治療を求める場合は、医師より適切な診断と治療を受けてください。
※価格は記事作成時のものです。
<プロフィール>
斎藤糧三
1973年生まれ。1998年、日本医科大学卒業。その後、美容皮膚科治療、栄養療法、点滴療法、ホルモン療法を統合したトータルアンチエイジング理論を確立。2008年、機能性医学の普及と研究を推進するため『日本機能性医学研究所』を設立。2013年、「食で日本を健康にします」をモットーに、「一般社団法人日本ファンクショナルダイエット協会」を設立。2017年、スーパーフードとしての牧草牛の普及を目指し、日本初の牧草牛専門精肉店「Saito Farm 麻布十番」をオープン。2018年、ソフトウエア医療機器の開発企業として株式会社「ライフクエスト」を設立。
【画像・参考】
※新日本製薬・森永乳業・mdストア
※1 ノンレム睡眠 - e-ヘルスネット(厚生労働省)
※2 眠りのメカニズム- e-ヘルスネット(厚生労働省)
※3 健康づくりのための睡眠指針 2014- 厚生労働省健康局
※4 メラトニン - e-ヘルスネット(厚生労働省)
※Motortion Films・Dean Drobot・Antonio Guillem/Shutterstock
“6時間睡眠”はカラダに悪い…!? 医師が教える「絶対に避けたい」睡眠習慣はWoman Wellness Onlineで公開された投稿です。
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