「大宮八幡宮で『笹の輪くぐり』を体験しよう」/MARIKOの、神社 de デトックス!
皆さんお元気ですか?今回は杉並区の〈大宮八幡宮〉で、浄化効果抜群の「笹の輪(ささのわ)くぐり」を体験してきました。6月は半年間心身に溜め込んだ厄をリセットする時期。梅雨で何かと憂鬱になりがちですが、自分をまるっとお清めしてリフレッシュしましょう!
「安産・子育て」のご利益で有名なパワースポット。
〈大宮八幡宮〉は東京の重心に位置することから “東京のへそ” として親しまれる、950年以上の歴史を誇る神社です。23区内でも3番目の広さの境内は、東京ドームがまるごと収まるほど!ちなみに、旧境内地からは「大宮遺跡」という弥生時代の族長の墓が発掘されているこから、古くからパワースポットであったことが伺えます。
〈大宮八幡宮〉には応神天皇と、そのご両親である仲哀天皇・神功皇后がお祀りされています。神功皇后は、応神天皇を身ごもりながらも海を渡って異国で戦ったパワフルな女性。しかも出産を遅らせるため、おなかに石を巻き付けていたのだとか。まさに安産、子育ての神様!すべてのお母さんの味方ですね。
総檜(ひのき)造りの社殿からは、“東京のへそ” という通り、身体の中心をしっかり安定させてくれるような、どっしりとした落ち着きと温かさを感じます。
お清め効果抜群! 笹の輪をくぐって、身も心もすっきり!
ひょっとすると、皆さんの中には神社で大きな「茅の輪(ちのわ)」を見かけたことがある人もいるのでは?全国の神社では、6月30日に「夏越の祓」ともいわれる「大祓」という神事が行われ、半年間心身に溜め込んだ厄をリセットします。神社によって様々ですが、紙を人の形に切った人形(ひとがた)に穢れを移したり、茅の輪くぐりをして半年の間に積み重なった心身の穢れや災厄を祓い清めるのです。
「茅の輪くぐり」では、「左回り右回り左回り」と茅の輪を3回潜って心身を清め、無病息災を願います。この茅の輪は、蘇民将来(そみんしょうらい)という人に武塔神(むとうのかみ)が疫病除けに腰に茅の輪をつけよと伝えた故事が由来なんですよ。
現在〈大宮八幡宮〉では、新型コロナウィルスの収束を願い、この茅の輪に因んで「笹の輪(ささのわ)くぐり」が行われています。茅の輪の由来でもある「蘇民将来の子孫なり」を唱えながら、まっすぐとくぐるのがルール。笹の「さ」は神々を表す神聖な言葉ということで、どんな厄も取り払ってくれる気がします。今は何かと不安な世の中ではありますが、これからの健康を願ってしっかりとくぐりました!疫病退散!
※6月15〜30日の間は「夏越の祓」のため、茅の輪も設置されます。
緑豊かな境内でパワーチャージを。
木々に囲まれた境内は、歩いているだけで身体の中から浄化されていくよう。最後に、私イチ推しの〈大宮八幡宮〉のパワースポットをいくつかご紹介します。
社殿から向かって左側にある、ご神木の「共生(ともいき)の木」は、ぜひ訪れてほしいスポット。カヤとイヌザクラの2種類の木が一本の幹で育つ珍しい木で、助け合って共に生きることの大切さを教えてくれます。
「共生きの木」の目の前にある末社〈若宮八幡神社〉。〈大宮八幡宮〉のご祭神「八幡大神(はちまんおおかみ)」が荒々しく勢いがある状態「荒魂(あらみたま)」を祀っているとされるだけあって、背筋がピンと伸びるような空気感で、個人的に好きです。
参拝を終えたら、「幸福撫でがえる石」を撫でるのもおすすめ。カエルのように、幸せがぴょんと戻ってくるかも!
緑に囲まれた〈大宮八幡宮〉はマイナスイオンがたっぷりで、取材を終える頃にはすっかり癒されて心までピカピカになりました。ここ数か月は私たちの生活も変化を余儀なくされて、きっと身も心も気づかぬうちに疲れているはず。半年分の目に見えぬモヤモヤを神社でリセットして、元気をチャージしましょう!