テレワークは要注意?!パソコン作業が薄毛を引き起こす理由とは

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テレワークの普及が拡大している現在、パソコンに長時間向き合っている方も多いのではないでしょうか?

実は、長時間のパソコン作業は、薄毛を引き起こす可能性があるんです。

まずは、薄毛の原因をいくつか見てみましょう!

パソコンのしすぎによる髪への影響

パソコンのしすぎは髪に悪い影響を及ぼします。

それは、液晶ディスプレイを見続けるという作業は、頭皮の血行不良と栄養不足に深く関係しているからです。

頭皮の血行不良と栄養不足は、薄毛の原因にもなりますので髪のボリュームが気になっている方は要注意です。

頭皮の血行不良が起こる理由

ネットを長時間続けていると肩や腰がこるなどの症状が発症します。

これと似たようなことが頭部でも発症します。原因は筋肉が長時間固定されたことによる血行不良です。

さらに、目に関しても、パソコンの画面を長時間見続けることによって、まばたきの回数が減り、目が乾きやすくなり、負担もかかります。

長時間神経が集中していると血管が収縮し、血液の流れが滞留してしまいます。

血液の滞留は眼球周りだけ起こるのではなく、体全体の血管、細部の毛細血管にまで影響してきます。

血液の流れが悪くなれば、当然髪の毛と直接関係ある毛根周辺の毛細血管にまで影響を及ぼします。

ビタミンやミネラルなどの栄養素は血液に乗って毛根までたどり着くので、その流れが悪くなれば当然発毛する力も弱くなってしまいます。

このように、画面を長時間見続けるという作業は頭皮の血行を悪化させます。

さらに毎日のように続きますと慢性的な血行不良に陥り薄毛の原因にもつながります。

栄養不足になる理由

続いて栄養不足についてです。

液晶ディスプレイから発せられるブルーライトといわれる光は、眼を非常に疲れさせます。

そのため長時間見続けると眼精疲労が発症してしまうのです。

眼精疲労は頭皮の栄養不足の原因にもなります。

眼の疲労を回復するためには多くの栄養素を必要とします。

そのため、頭皮のために使われるはずの栄養素も眼精疲労回復に使われてしまい、頭皮の栄養が不足してしまうのです。

日々のストレス

頻繁にストレスを感じている方は薄毛の危険性が高い

頭皮の血行不良を改善するという観点から、ストレスの排除も大事になります。

精神的なストレスを受けていると、血管が収縮し、血流が悪くなります。

ただ、日々のストレスというのは徐々に溜まっていくもので、なかなか意識できませんね。

ですから、職場のメンタルヘルス制度を活用するとか、インターネットなどで提供されている簡易チェックを受けてみるとかなどし、自分のストレスを自覚しましょう。

遺伝

遺伝による影響は多いです。

特に、男性の薄毛に多いAGAという症状は、遺伝する確率が非常に高いといわれています。

AGAは、男性ホルモンのテストステロンが5αーリダクダーゼという酵素の働きにより、ジヒドロテストステロン(DHT)という物質に変わって引き起こされます。

このDHTは受容体(レセプター)と結合し、毛母細胞でヘアサイクルの乱れを引き起こすわけですが、この酵素と受容体の活性力の強さは持って生まれた性質により左右されるのです。

そして、その活性力は遺伝すると言われています。

ただし、全てが遺伝するわけではありません。

男性ホルモンの受容体はX染色体に存在し、それは母親からしか遺伝しません。

つまり、母方の男性がはげている場合、あなたもいずれ薄毛になる可能性が高いというわけです。

日頃の食事・生活習慣

脂っこい食事が多い人は要注意

その一つは、頭皮から分泌される皮脂です。

皮脂そのものは必要なものですが、多すぎると毛穴をふさいでしまい、健康な髪の毛の成長を妨げます。

ですから、薄毛が気になる人は日ごろから脂っこい食事を避けることが大事です。

お菓子などの糖分の取り過ぎも薄毛を進行させてしまう

また、当分の摂りすぎも危険です。

よく、糖尿病の人ははげるといわれますが、それは血液の粘度が上がり、毛細血管の血流が妨げられるからです。

ですから、砂糖や炭水化物の接種を控えめにし、適度な運動などで常に健康的な生活を送ることが大事になります。

このほか、体内で疑似女性ホルモンとして働く、イソフラボンを多く含む大豆などの食品を摂るよう心がけることも有効です。

長時間のパソコン作業による薄毛を防ぐには

眼精疲労予防

仕事柄、どうしてもパソコンなどの液晶画面に長時間、目を傾けるという方もいるでしょう。

そういった方は1時間に1回や2回でも良いので、パソコンから目を離し、遠くを見たり、休憩するなどして集中を解く時間が必要です。

ドライアイになりやすい人は、目薬をさして目に潤いを与えましょう。

また、集中により血管が収縮しているので、軽く背筋を伸ばしたり屈伸するなど、体に動きを与えるのも効果的。

そして、肩や首、目の周りなど軽くマッサージして血流を良くしましょう。

目の周りをマッサージする時は目を閉じて、目頭とまぶたの部分を軽く指の腹で押すようにすると、血行促進効果を生み出します。

血行が良くなっているお風呂のなかで施すとより効果的です。

体をリラックスさせることで副交感神経が働き、血管の収縮を抑えます。

また、眼精疲労を抑えるには、極端に暗い部屋や明るすぎる部屋も控えた方が良いでしょう。

多くの人が仕事していて、部屋の明かりを個人的事情で調整できないということでしたら、ブルーライト遮る眼鏡なども販売されていますので使用しましょう。

ブルーライトの波長は紫外線に似ていて、長時間浴びることは目や神経を酸化させることにつながりますよ。

眼精疲労の予防には、画面を長時間見続けないことが大事です。

また文字サイズが小さいと余計に眼に負担がかかりますので大きな文字サイズに変更しましょう。

栄養補給

眼精疲労の回復に効果のある栄養素はメチオニンとビタミンB群です。

メチオニンは必須アミノ酸のひとつで魚介類に豊富に含まれています。

食品から栄養補給をおこなうのが難しい場合はサプリメントで補うとよいです。

薄毛を予防したい方は、是非上記のような対策を試してみてください。