見えないからこそ大切に!毎日コツコツ頭皮ケア

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顔や腕などの乾燥対策やケアを行っている方は多いですが、頭皮ケアにも力を入れている!という方はあまりいらっしゃらないのではないでしょうか?

頭皮は直接見えないので、ケアを怠りがちです。

見えないからこそしっかりケアして、育毛や美髪を意識しましょう。

頭皮環境が育毛効果に関係している?

抜け毛を予防し、育毛をしていくのに重要なのは、なんといっても頭皮環境なんです。

頭皮を意識して生活をする人はあまりいないと思うので、これを機に頭皮環境についてしっかり理解しておきましょう。

頭皮環境で育毛効果は上がるのか

汗をかきやすい方、シャンプーが雑な方、生まれながらの脂漏性体質の方は頭皮環境が悪くなりがちです。

頭皮には、皮脂腺から流失する皮脂が誰にでも存在します。

よく、「角質が固まってしまう」なんて表現が使われる事がありますが、角質を構成しているのは皮脂が酸化した成分です。

酸化した皮脂が溜まってしまうと、毛穴を埋めてしまい、髪の成長の妨げとなります。

イメージしやすい例を挙げると、髪の毛が「根菜」だとすれば、頭皮環境が「土」の役割です。

土が固まっていれば根菜(髪の毛)が地上に出るのが難しくなってしまいます。

柔らかい土(頭皮環境)を保っておけば、髪の毛がのびのびと育つというわけです。

よく頭皮が柔らかい人や血行状態が良い人は、薄毛になりにくいなんて言いますよね。

それだけ髪の成長に最適な土台が整っているというわけです。

健康な頭皮を作るには

良い頭皮環境を作り上げるには、まず皮脂が過剰に分泌してもきれいに洗い落とすことが大切です。

皮脂の分泌自体をやめることは人間の特性上、不可能です。

そうなると、皮脂を常に掃除する役割が大切になってきます。

シャンプー

シャンプーの中でも洗浄力の強いものを使えば良いと思っている方がいますが、決してそうではありません。

過剰に皮脂を取り除いてしまうと表皮が傷ついたり、皮脂腺が皮脂の分泌が足りないという信号を与えてしまい、過剰に皮脂が分泌されやすくなってしまいます。

ほどよく皮脂を取り除くアミノ酸系のシャンプーを使うと、良い頭皮環境を維持することができます。

逆に、洗浄力の強いシャンプーは石油系シャンプーなどが挙げられます。

価格が安く、さっぱり感があるので使っている方も多いかもしれませんが、シャンプーの質にこだわるなら、変更した方が良いかもしれませんね。

抗酸化作用のある食べ物を摂取する

そして、もう一つポイントとなるのが、抗酸化作用のある食べ物を摂取すること。

例を挙げていくと、ベータカロチンを含んだ緑黄色野菜、カテキンを含んだ茶類、カプサイシンの含んだ唐辛子などが効果的です。

抗酸化作用があると頭皮の炎症を防ぎ、酸化の原因となってしまう活性酸素をやつける働きもあります。

また、抗酸化作用の効果を高めるためには、普段から高脂肪のものや高コレステロールのものをできるだけ避けた方が、血液もサラサラになって、良好な頭皮状態をキープすることができます。

食事での摂取が難しい方は、このような成分を含んだサプリメントで摂取するのも一つの手段です。

頭皮の細胞を活性化させる美容液があるって本当なの?

次は、毛の生える大元である「頭皮の細胞」を中心に、その頭皮の細胞がどのように活性化して、発毛・育毛につながっていくのかをご説明します。

頭皮の細胞とは

頭皮の細胞とは、毛髪の種とも呼ばれる「毛母細胞」のことを指しています。

毛母細胞は毛乳頭という部分から、栄養分や酸素などを受け取って髪の毛を作っています。

この毛母細胞は他の細胞と同様に「成長期、退行期、休止期」と細胞分裂を繰り返しますが、約40〜50回の分裂で寿命がなくなると言われています。

通常は細胞分裂で数を保ちますが、強力な男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロン(DHT)や紫外線の強い影響、老化などによって毛母細胞はダメージを受け、髪の成長が阻まれてしまうのです。

毛母細胞は発毛・育毛に直結している要素なので、薄毛でお悩みの方は頭皮細胞を活性化させることが必要なのです。

毛母細胞を活性化させる美容液を使う前に

毛母細胞を活性化させる美容液を使う前に、発毛・育毛を促進するためには栄養バランスの取れた食事が不可欠です。

これからご紹介する美容液の成分は、主にそれらの栄養素を毛母細胞までしっかりと届けるために血管を拡張する作用のあるものです。

このような前提を踏まえた上で、美容液の成分や効果について説明していきます。

センブリエキス・ニンニクエキス

センブリエキス・ニンニクエキスとは、毛母細胞を活性化させる美容液に入っていることが多い成分です。

この成分は、血管を拡張し血液量を増加させることで血液循環を促進し、毛母細胞活性化のために必要な栄養素を運んでくれます。

その他にも、ペンタデカン酸グリセリドなども栄養素を運ぶ役割があります。

また、ビオチンや褐藻エキスなども毛母細胞を活性化してくれます。

これらの成分によって毛母細胞が活性化されると、「成長期、退行期、休止期」の一定のヘアサイクルが正しく循環し、毛が生えてくるのです。

頭皮のツボを知って、抜け毛ケア!

先ほどの頭皮についてのご説明は今日からでも実行できる方法が多くありました。

これからご説明する頭皮のツボも、今日から実際に試してみることができるので、是非頭皮ケアとセットでやってみてください。

ツボとは?

ツボとは、専門的には経穴(けいけつ)と呼ばれ、神経がつながっている節目やつなぎ目の箇所をいいます。

東洋医学では、体には“気”というものが存在すると考えられており、“気”とは、身体をめぐる無形のエネルギーのことを指し、その“気” の流れる道を経絡(けいらく)と呼びます。

経絡は体中にめぐっているのですが、経穴=ツボは、その経絡という道の上に存在します。

ツボには気が集まりやすく、また悪いものも同時に集まりやすい性質があります。

そのためそこを刺激し、体の“気”のめぐりを良くすることで、体の不調を解消することができると考えられているのです。

ツボ療法とは、体に出ている症状に対して、効果的なツボを刺激することにより“気”の流れを良くし、本来持っている自然治癒力を高めることで、不快な症状を和らげるいうものです。

体には300以上のツボが点在しており、首から上の頭部に関しても50個程あると言われております。

抜け毛に効果的なツボについて

頭部に多くあるツボの中から抜け毛に効果的なツボを厳選して7つをご紹介します。

百会(ひゃくえ)

頭のてっぺんと左右の耳を繋いだ線の延長上に交わるところにあります。

ちょうど頭のてっぺんのつむじあたりです。体の緊張をほぐし、リラックスさせる効果があります。

通天(つうてん)

百会から左右両側に少しずれたところです。頭皮の血行をよくする効果があります。

天柱(てんちゅう)

首の後ろ側にある2本の太い筋肉の外側で、襟足の生え際辺りにあります。

頭部の血行を良くする効果やストレスなどの精神的な疲労回復効果が期待できます。

風池(ふうち)

天柱のすぐ外側で一センチほど上にずれたところにあります。

頭部への血流を促進させる効果があります。特に、後頭部の抜け毛に効果的です。

上星(じょうせい)

髪の生え際から2cmほどつむじの方に登ったところにあります。

角孫(かくそん)

耳の上の髪の生え際あたりにあるツボで、耳を前に折り曲げたときに、耳の一番上が当たるところにあります。

角孫には、頭皮の血行を良くする効果があります。

正営(しょうえい)

左右の側頭部にあります。左右それぞれ耳の一番上と頭頂部を結んだ線上で、頭頂部の方から3分の1のところにあります。正営は、頭皮全体の血流をよくするツボです。

ツボの押し方

1.まず指の腹や関節を使い、ツボを捉えます。

2.そこから3秒〜5秒程時間をかけて、ゆっくり圧をかけていきます。

3.しっかり押せたら、ゆっくりと力を抜いていきます。

4.離すときも3秒〜5秒かけて、力を加えたときと同じペースで戻るとよいでしょう。

同じ時間かけているつもりでも、戻るときの方が動作が早くなりやすいので、自分が思うよりも少しだけ長く、ゆっくり、時間をかけて離すのがオススメです。

自分に合うケア方法を見つけて、頭皮をしっかりケアして元気な髪を保ちましょう!