【漢字アプライ診断】「ねん」といえばどの漢字? 答えわかるコミュニケーション力
――日本語には、音は同じでも違う意味の漢字がたくさんあります。音だけ聞いて思い浮かべた漢字から、あなたのことを診断してみましょう。
※アプライ=apply(当てはめる)の意味
【質問】
「ねん」と聞いて、どんな漢字を思い浮かべますか?
A:年
B:念
C:燃
D:粘
あなたはどれを選びましたか? さっそく結果をみてみましょう。
【診断できること】
「コミュニケーション力」
無意識に思い浮かべた漢字が持つ意味で、今のあなたの状態がわかります。今回は選んだ漢字からあなたのコミュニケーション力を診断してみましょう。
■A:年……最上級 人に流されず気持ちを伝えられる
「年」という漢字は、実った穀物をあらわす禾と、千という部分でできていて、豊かな実りが、繰り返す1年の意味になったという説があります。この漢字を選んだあなたは、自分自身の中に豊かな実りのイメージを持っているのでしょう。だから、人に流されることなく、自分自身の言葉で、気持ちを伝えることができるのです。自分がぶれないから、発する言葉もぶれないコミュニケーション上級者です。
■B:念……初級 言葉にできない察してちゃん
「念」という漢字は、おさえてつつむ瞬間をあらわす今と、心臓をあらわす心でできていて、強く思うことを意味します。この漢字を選んだあなたは、あまり心を表に出さない人なのでしょう。けれど感情の上下は激しいので、「こんなに思っているのだから、察して」と思ってしまうのです。どんなに強く念じたところで、言葉にしなければ伝わりません。コミュニケーション力はまだ初級のようです。
■C:燃……中級 みんな仲間でみんないい
「燃」という漢字は、燃える火で動物の肉を焼いて、神へ捧げ物をしている様子をあらわしています。火を囲んで、肉を焼いているこの漢字を選んだあなたのまわりには、自然と人が集まるのでしょう。みんなと仲よくしたいと思うあなたは、素直で正直で、いい人です。ただ、意見が違なる人とのコミュニケーションとなると、少々難易度が上がります。お互いに違う意見を持つ人との対話が、今後の課題となってくるでしょう。
■D:粘……上級 細部にまでこだわる
「粘」という漢字は、実った米と、神の神託を意味する占が、ちいさな点を示すようになり、米粒をつまむと粘り気が出るところからこの意味になりました。この漢字を選んだあなたは、こだわりが強いのでしょう。言葉の細かいところまで気を配り、正確なやりとりを心がけているのです。どちらかといえば、会話よりも、メールなど文章でのコミュニケーションのほうが得意でしょう。
成り立ちから考えると、絵文字も、一種の漢字と考えることもできます。漢字の形がかわってきたように、これから絵文字も変化していくのかもしれません。
(高橋桐矢)
※画像出典/shutterstock