休日出勤なんてイヤッ! 秘書100人が使う「うまい断り方」実例10選

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ビジネスマナーを秘書100人に調査! ぐるなびが運営する日本最大の秘書コミュニティ「こちら秘書室」の秘書さんたちにアンケートを実施しました! 現役秘書直伝の “めっちゃ使える” ビジネスマナー、今回のテーマは、休日出勤を頼まれたときの「失礼のない断り方」。実際に秘書さんたちが使っている断り方をご紹介!

休日出勤をお願いされたら…?

休日出勤を頼まれたとき、どんなふうに断っていますか? ストレートに断りすぎて、ひんしゅくを買ったり、うまく断り切れずに引き受けてしまったり……という経験、ありませんか? そんな “断り下手” のみなさんは要チェック! ビジネスマナーを知りつくしている現役秘書100人に、休日出勤の「失礼のない断り方」を聞いてきました!

秘書直伝のうまい「断り方」10選!

他の予定が入っている

「あいにくその日は他に予定が入っており、日程調整が難しい状況です」(33歳・IT系)「その日はプライベートで先約が入っており、出勤できません」(41歳・製造業)「あいにく動かせない用事がございまして、申し訳ございません。他の時間帯でどうにかなりませんでしょうか」(44歳・製造業)

アンケートで一番多かった回答が、「予定・先約が入っている」というパターン。記念日デートや転職活動など、具体的に言いたくない予定のときは、“予定・先約” などのあいまいワードで伝えるのがベスト。単に断るだけでなく、他に働ける時間帯を提案するのもビジネスマナーのひとつかもしれませんね。

結婚式や法事が入っている

「大変申し訳ございませんが、親戚の結婚式のため遠方におります」(25歳・製造業)「その日は法事がございまして、出勤は難しいです」(45歳・IT系)

実際に、結婚式や法事は休日に行われることが多いので、この理由であれば受け入れてもらいやすいですよね。ただ、あまり何度も使うと、「ずいぶん親戚や友人が多いね」と嫌味を言われるかもしれないので、ほどほどに。

家族の用事が入っている

「どうしても日程をずらせない家族の用事が既に入っております」(38歳・IT系)「その休日に実家に帰ることになっております。飛行機の予約もあり変更が難しいので、今回は休暇とさせていただけませんでしょうか」(43歳・製造業)

家族関連の予定もプライベートな部分なので、上司や同僚もあまり深追いできませんよね。さらに、乗り物やホテルの予約が入っているなら、できるだけ具体的に伝えたほうがより説得力がありそうです。

旅行・遊びの予定が入っている

「今月の土日は本当に既に予定で埋まっておりまして、今、キャンセルすると、キャンセル料が発生してしまいます…」(44歳・製造業)「趣味のサッカーを観に行く予定でチケットを買ってしまいましたので、申し訳ありません。大事な試合なんです!」(61歳・医療系)「半年前から楽しみにしておりました旅行の予定を入れておりますため、どうか今回だけは他の方にご依頼いただけないでしょうか」(44歳・情報通信業)

旅行や遊びの予定とバッティングしてしまったら、なにがなんでも休日出勤は断りたいですよね。この場合は、正直かつ具体的に事情を説明したほうがよさそうです。

実際に旅の予定がなくても「旅行など、どうしてもずらしにくい予定を口実に休日出勤を断る」(31歳・法律事務所)という秘書さんもいました。ただ、旅の場合は「おみやげ話」を求められたりもするので、あまり口実には適していないような気もしますが……。

スマートな断り方を身につけよう!

断り方の実例集、いかがでしたか? そもそも休日なのだから、特別な予定がなくても休む権利はあるはず。でも、ビジネス社会では正論をストレートに言ってしまったら残念ながらマナー違反となってしまいます。なかには、「休日出勤をお願いされたことはありません」(33歳・金融系)という人もいるようですが、休日出勤が多い職場に勤めているなら「失礼のない断り方」はぜひ身につけておきたいところ。現役秘書さんたちの実例を参考に、うまく断ってみてくださいね!

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取材協力:ぐるなび「こちら秘書室」

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