イメージが難しい“津波”の高さを、ビルを利用し示すことで3.11の様子をわかりやすく示している

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ヤフーは3月12日(日)まで、銀座ソニービルに2011年3月11日の東日本大震災で発生した最大津波16.7メートルを“想像”できる防災広告を掲示している。

【写真を見る】赤いラインが津波の高さ

東日本大震災では、最大16.7メートルの津波が東北地方の太平洋沿岸を襲い、甚大な被害をもたらした。本広告は、数字ではイメージが難しい“津波”の高さを、ビルを利用し示すことで3.11の様子をわかりやすく示している。津波の高さは、銀座ソニービル全31メートルの真ん中あたりの赤いライン。こう見ると津波がいかに巨大だったか理解できるだろう。なぜこのような広告を掲示しているのか、ヤフーの広報担当者にこの広告に込めた思いを聞いてみた。

■ ヤフーの思い“防災は、想像から”

――今回、どのような意図でこのような広告掲示に至ったのでしょうか?

「ヤフーは災害があった時に、ひとりでも多くの方の防災につなげるため、災害や防災に関する情報を届けています。震災の記憶の風化が叫ばれるなか、東日本大震災当時のことを思い返し、そして、改めて災害の脅威を想像して、防災意識を高めていただきたいと考え、今回、この広告掲示に至りました」

――なぜ銀座という場所、またソニービルなのでしょうか?

「ひとりでも多くの方の防災に繋げるために、人々の記憶に残る印象的な媒体で伝えたい思い、今まで色々なメッセージを発信してきたソニービルが閉館する前に、東京の真ん中の銀座にあるソニービルで実施したいと考えました」

――この広告を見た人に何を感じてもらいたいですか?

「今回の広告のテーマは“防災は、想像から。”としています。震災から6年が経っていますが、この広告を見て改めて災害の脅威を想像し、防災の大切さを感じて、ひとりでも多くの方の防災につながればと考えています」とコメント。

ヤフーは今後も防災キャンペーンを実施していく予定だ。震災から6年、この広告を機に、今一度災害の脅威を感じることで、防災の大切さを再確認して欲しい。【ウォーカープラス編集部/コダマタイチ】