プロが教える!前髪別(ぱっつん、横流し、センター分け)眉の描き方とアイメイク法
前髪と眉&アイメイクの組み合わせと相性について、考えたことはありますか?
思い切ってヘアスタイルをイメージチェンジしてみたものの、なぜかしっくりこない……という経験がある方も多いのでは。それは、メイクがイメージチェンジできていないからかもしれません。
ヘアスタイルを変えたらファッションも変えるように、メイクも変えていくことで美人度が増していきますよ!
そこで今回は、ヘアメイクアップアーティストの筆者が、前髪別に眉&アイメイクのポイントについてお伝えします。
■ぱっつん前髪はアイメイクでバランスを
眉上のちょっと短め前髪から眉が隠れる重め前髪、ジグザグに整える……など、ぱっつんシルエットの前髪はトレンドですよね。中でも、顔型が面長の方や、逆三角形の方は小顔効果がグッと増します。
しかし、メイク次第では個性が強くなりすぎたり、幼く見えすぎたりと注意が必要です。目元が印象強く見えるので、アイメイクでバランスを取っていくのがベスト。
●アイメイクのポイント
栗山千明さんのように目元が印象的な方は、もともとの目の形を活かして、アイラインを自然に入れて、まつ毛をきれいに扇型に仕上げると美しくさわやかに仕上がりますよ。
多部未華子さんのようなナチュラル美人な方は、幼くならないように仕上げるのがポイント。アイラインを5mm目尻側に伸ばして、目の横幅を強調していきましょう。
●眉メイク
ナチュラルすぎる太眉や色味が濃すぎるのはNG。アイメイクを仕上げてから眉を整えると、幼くなりすぎずバランスがとりやすいですよ!
ヘアにも工夫を。顔横の髪の毛はやわらかく動かしてあげること。ぱっつん前髪は、顔の横幅が強調されるので、サイドの髪の毛の動きでカモフラージュしてあげると大人の女性でも似合うぱっつん前髪に仕上がりますよ! サイドの髪を片側だけ耳にかけて、シルエットをアシンメトリーに見せるのも大人ぱっつんにはおすすめですね。
■横流し前髪は角度眉がNG
安定の斜め分け前髪。どんな顔型でも似合わせることができますが、丸顔の方には特に小顔効果が高いですよ。片方どちらかの眉が隠れてくれるので、メイクをしていて「あ〜失敗した!」なんて忙しい日の朝にも助かります。
顔の形やもともとの眉の形によって、イメージを変えられる横流し前髪ですが、一番NGなのは“角度眉”。前髪で顔の中に斜めのラインが発生しているのに、重ねて違う角度の眉が出現してしまうと、ちぐはぐな印象に見えてしまいます。角度はなだらかかフラットにしてあげると、フェミニンに仕上がります。
■センター分けは縦のバランスを
クールにも華やかにも見せることができるセンター分け。芸能人でいうと、菜々緒さんなどですね。顔全体がしっかり出る分、苦手意識がある方も多いかもしれません。
顔型がベース型の方がフェイスラインを自然に隠すことができるので似合うイメージがありますが、実は、どんな顔型の人も美人に見せてくれる“美人前髪”なんです!
センター分けは縦に顔がすべて見えるので、眉で縦のバランスを整えます。(1)額の生え際〜眉頭、(2)眉頭〜鼻先、(3)鼻先〜顎先をそれぞれ同じ長さになるように描きましょう。
もともと(1)が短い方は、大人っぽく落ち着いて見えやすいので、眉頭の下を足して、ノーズシャドウに繋げるように少し下げて描くと美人バランスになりますよ。逆に(1)が長い方=額が広い方は、幼くみられることも多いのでは? 眉頭の上を水平に眉間側へ足してフラットに。アイメイクは、目尻方向に扇型になるようにアイシャドウを入れていくと、雰囲気のある美人顔に仕上がりますよ!
どちらも、眉頭が寄りすぎないように薄めに仕上げることがポイント。クールに強くなりすぎないよう注意です。
いかがでしたか? 眉はほんの1本の描き方で、印象が大きく変わります。前髪に合わせて、新しいメイクを楽しんでみてくださいね!
【筆者略歴】
※ 川上絵理 ・・・ ヘアメイクとしてブライダル・TV の現場で活動する傍ら、メイクカラーカウンセラーとして色彩心理学×メイク アップで“より自分らしく、なりたい自分になる”方法をアドバイスをしている。
【画像】
※ Elena Kharichkina、Wang Tom / shutterstock